人形供養をお願いしようと思っているのですが、ガラスケースごとお願いできるのでしょうか?詳しく教えて頂きたいです。
この記事はこんな疑問を抱えている方が対象。
筆者はこれまでに沢山の人形供養に携わってきました。
その経験から言うと、人形供養はガラスケースごとお願いできるケースは稀です。
人形供養ではガラスのケースを一緒に供養してもらえないらしく、人形をケースから外してるなう。
超面倒臭い。 pic.twitter.com/0REcSF01Mq
— ひらゆ (@hirayu0808) January 22, 2014
人形供養はあくまでも人形の供養・お焚き上げがメインなので、ガラスケースは所有者がみずから処分する必要があります。
ただし、人形をガラスケースに入れた状態で持ち込んだり郵送することはOKとしているところが多いです。とはいえ、ガラスケースの最終処分は以下になる場合が多いでしょう。
- ①:ガラスケースのみ返却される(自分で処分する)
- ②:ガラスケースごと受け付けてくれるが別途料金がかかる
この記事では、人形供養とガラスケースにおける疑問についてまとめました。
できればケースごとお願いしようと思っている方は、ぜひ参考にしてください。
人形供養をガラスケースごと受け付けているところはほとんどない
人形供養をガラスケースごと受け付けているところはほとんどありません。お寺や神社の多くは人形本体のみの供養に対応しています。
ガラスケースの最終処分は以下の場合がほとんどです。
- ①:自分で処分する
- ②:ガラスケースを有料で処分してもらう
特に郵送で人形供養をお願いする場合は、ガラスケースごと受け付けているところはないと言っていいでしょう。
したがって、人形供養はガラスケースごとお願いすることは困難です。ガラスケースに関してはできるだけ分解して、家庭ごみとして処分することをおすすめします。
実家の終活のお付き合いで1日が過ぎた
結婚祝いで貰った50歳以上の藤人形やら人形供養に出すとゆうので、ついでにこけしやフランス人形とかも…となると、急に寂しくなった様で、やっぱり先送りすることにガラスのケースは分別して出さなきゃいけないし捨てるのも一苦労だ pic.twitter.com/Blpah1eDbs
— K͎U͎R͎U͎M͎I͎ (@KURUMI_1016_) December 4, 2021
人形供養をガラスケースごと受け付けてくれるところは滅多にありません。人形供養祭でも基本は人形のみの供養になります。
人形供養をガラスケースごと受け付けてくれるお寺や神社
お寺や神社の多くはガラスケースを含めた人形供養は受け付けていません。しかし、以下ではガラスケースごと供養してくれます。
お寺・神社名 | 説明 |
長福寿寺(千葉県) | 400年以上の歴史を持つ人形供養の名所です。ガラスケース入りの人形も受け付けていますが別途3,000円の料金が必要になります。 |
西照寺(大阪府) | ガラスケース入りの人形を受け入れており、毎月30日に供養法要が行われます。ガラスケースは別途2,000円の料金が必要です。 |
上記以外にもガラスケースごと人形供養をしてくれるお寺や神社があるかもしれません。
気になる方は希望する施設に問い合わせてみてください。なお、近所で人形供養をしてくれるところを探す方法は以下の記事で紹介しています。
人形供養で処分できなかったガラスケースの処分方法
人形供養で処分できなかったガラスケースは、まず分解してバラす必要があります。その後は燃えるものと燃えないものに分別し、家庭ごみとして捨てるのが一般的です。
ここでは、ガラスケースの分解(外し方)と捨て方について詳しく解説します。
ガラスケースの分解(外し方)
ガラスケースは商品によって作りが異なります。しかし、多くの場合は木枠にガラスが嵌められているはずです。
したがって、木枠を切ることでかんたんに外せます。
Q:日本人形などを飾るガラスケースの木枠の外し方を教えて下さい。処分するのに分別しなくてはならないので…極力簡単なやり方があれば助かります。宜しくお願いします。
A:処分するのなら、木枠を切ったほうが良さそう。
ガラスの嵌っている所はコの字なので、周りをグルグル切れば解体できそうです。参照元:Yahoo!不動産
他にもガラスを割って分解する方法がありますが、ケガをしやすいのでおすすめできません。基本的には安全を優先して、木枠を切る外し方を実践しましょう。
ガラスケースの捨て方
ガラスケースの分解が終わったら、適切に処分する方法を検討します。
ガラスケースは通常、不燃物として自治体のルールに従い処分しなければなりません。ただし、粗大ごみとして扱われるケースもあるので注意が必要です。
一般的に、ガラスは「不燃ごみ」に分類されます。各自治体の指定袋に入れ、決められた収集日に集積所へ出しましょう。割れたガラスでなければ基本的にそのままごみ袋に入れてOKですが、自治体によっては新聞紙などで包んで出さなければならない場合もあります。
不燃ごみとして出す場合は”割れていないガラス”が対象です。割れている場合は粗大ごみに分類される可能性が高いため、ゴミ処理施設へ持ち込むか戸別収集を選ぶ必要があるでしょう。
ガラスケースをごみとして処分する以外の方法
「ガラスケースをそのまま処分したい」
「解体や分別するのが面倒くさい」
「ガラスケース以外にも不用品がいくつかある」
こんな場合は不用品回収業者を利用するのがベストかもしれません。
不用品回収業者はガラスケースの処分はもちろん、ありとあらゆる不用品を処分してくれます。コストはかかりますが、手間なく処分できるのでサクッと片づけたい方におすすめです。
人形供養やごみとして処分する時間を確保できない場合も、検討すべき選択肢になるでしょう。
人形供養でなく買取を選べばガラスケースごと引き取りしてくれる可能性あり
もし人形供養をする必要性がないなら、買取を検討してみてください。
とくに日本人形の買取を専門としている業者は、価値のあるものならガラスケースごと引き取りしてくれる可能性があります。
とはいえ、すべての人形が対象になるわけではありません。もっといえば、一般的な日本人形(大量生産されたもの等)は値段がつきにくいです。
しかし、COYASHなら買取してくれる可能性が高いです。
筆者はこれまでに何度もCOYASHを利用していますが、需要が低かったり他社で断られたりした日本人形でもガラスケースごと買取してもらえました。
COYASHについては以下の記事でくわしく解説しています。
興味がある方はぜひチェックしてみてください。
人形供養とガラスケースに関するQ&A
人形供養とガラスケースに関するQ&Aについてまとめました。
情報収集や問題の解決にお役立てください。
Q1:雛人形のガラスケースが割れたのですがどうしたらいいでしょうか?
A:ガラスケースが割れた場合は、そのままにしておくと危険です。
修復が困難な場合は、いっそのこと割ってしまったほうがいいと思います。
Q2:雛人形は供養しないとどうなる?
A:雛人形は供養しないからといって何かが起こるわけではありません。
捨てたり売ったりすることに抵抗があるなら供養をすればいいですし、特に抵抗がない場合はさまざまな処分から最適な方法を選べばOKです。
あなたが選んだ答えこそ正解になります。
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Q3:ガラスケース入りフランス人形は買取してもらえる?
A:はい、フランス人形の買取に特化した専門業者を利用すれば、ガラスケースごと売ることができます。
フランス人形の買取でおすすめの方法については、以下の記事でくわしく解説しています。興味がある方はチェックしてみてください。
Q4:ガラスケース人形の処分方法を教えて
A:ガラスケース人形の主な処分方法は以下のとおりです。
- 自治体に回収してもらう
- リサイクルショップ
- 寄付
- 不用品回収
- 買取
ガラスケース入り人形の処分方法は、人形供養だけではありません。
以下の記事を参考に、あなたにとって最適な処分方法を見つけてみてください。
Q5:雛人形のガラスケースの外し方は?
A:雛人形をはじめとする日本人形のガラスケースは、基本的に似たような作りになっています。したがって、外し方は当記事で説明したものと同様です。
具体的な分解方法について知りたい方は、以下を参考にしてください。
まとめ
人形供養はガラスケースごとお願いすることは難しいです。
しかし、専門業者であればガラスケースごと処分を依頼できますし、買取業者を利用すればガラスケースごと売却することができます。
ただし、いずれも人形供養を済ませてからの処分が望ましいです。
人形供養と処分については次の記事でくわしくまとめていますので、よかったらご覧ください。
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