ガラスケース入り雛人形の収納方法に悩んでいませんか。
大切な人形を傷つけずに保管するには、適切な方法で収納しなければいけません。保管は湿気や直射日光を避け、風通しの良い場所が望ましいとされています。
しかし、ガラスケース入りの場合は収納スペースを取るため、保管場所に困るはずです。
この記事では、ガラスケース入り雛人形の効果的な収納方法や注意点を詳しく解説します。適切な保管方法を知れば、美しい状態で長く保てるほか、来年も安心して飾れるはずです。
記事のポイント
- 湿気対策の重要性
- 直射日光を避ける必要性
- 衣装ケースの活用方法
- 防虫剤の使用と注意点
ガラスケース入り雛人形の収納方法
- 湿気が少ない場所を選ぶ
- 直射日光が当たらない場所を選ぶ
- 衣装ケースに入れる
- ダンボールに入れる
- 防虫剤を使用する
湿気が少ない場所を選ぶ
ガラスケース入り雛人形の保管場所として最適なのは、湿気の少ない場所です。湿気は人形の大敵で、カビや変色の原因になります。
押し入れや納戸など、風通しの良い場所を選んで保管しましょう。
床に直接置くのは避け、棚や台の上に置くのがおすすめです。湿気対策として、除湿剤を一緒に入れると効果を期待できます。
シリカゲルなどの乾燥剤を使えば、さらに湿気を防げます。
直射日光が当たらない場所を選ぶ
ガラスケース入り雛人形の保管には、直射日光が当たらない場所を選びましょう。日光は人形の色あせや素材の劣化を引き起こす原因です。
直射日光に当たると色あせや変色等の原因になります。
窓際や日当たりの良い場所は避け、暗所や光の入りにくい場所に保管するのが理想です。カーテンやブラインドで遮光できる場所なら、さらに安心です。
光による劣化を防げば、雛人形の美しさを長く保てます。
衣装ケースに入れる
ガラスケース入り雛人形の収納に最適なのが、衣装ケースです。透明な衣装ケースを使えば、中身が一目で分かり便利ですし、日光や湿気から本体を守れます。
サイズはガラスケースより一回り大きいものを選び、隙間には柔らかい布や新聞紙を詰めて固定しましょう。衣装ケースの底に段ボールを敷くと、安定しやすくなります。
密閉性の高い衣装ケースを使えば、ホコリや虫の侵入も防げるのでおすすめです。
ダンボールに入れる
購入したときの保護に使われているダンボールに入れるのも、悪くありません。通気性が良く、湿気を防ぐ効果があります。
ただし、ダンボールは虫や小動物に狙われやすいので注意が必要です。使用する際は定期的に交換し、底に新聞紙を敷きましょう。
隙間には柔らかい布を詰めて固定し、上からも新聞紙をかぶせるのが望ましいです。また、テープでしっかり封をして、虫や埃の侵入を防いでください。
防虫剤を使用する
ガラスケース入り雛人形を長期保管する際は、防虫剤の使用がおすすめです。虫食いや虫の卵による被害を防げます。
ただし、強い薬剤は人形を傷める可能性があるので、自然素材の防虫剤を選び、ケース内での使用は控えましょう。香料が強いものは避け、できるだけナチュラルなものを使用してください。
ケースの中に防虫剤等は入れないようにしましょう。衣装や道具等に直接薬剤が触れると、変色・変形する場合があります。防虫剤は、必ずダンボールとガラスケースの間やガラスの上に置きましょう。
参照元:雛人形について
防虫剤は雛人形に直接触れないよう、小さな袋に入れてケースの外に置くのが無難です。定期的に交換すれば、効果を持続させられます。
ガラスケース入り雛人形の収納方法に関する情報
- ケースを外したい
- アクリルケースのしまい方
- カビ対策はどうすればいい?
- ダンボールが壊れたら処分を視野に入れる
ケースを外したい
ガラスケースを外したい場合は、慎重な作業が必要です。ケースは雛人形を保護する役割を果たしているため、外すと破損のリスクが高まります。
専門店に相談するのがもっとも安全ですが、自分で行う場合は細心の注意が必要です。というよりも、土台で固定されているタイプは破壊するしか外す方法がありません。
出し飾り型なら簡単に外せますが、ケース飾り型は外せない仕様なので特徴を理解する必要があります。
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アクリルケースのしまい方
アクリルケース入りの雛人形も、適切な方法で保管する必要があります。アクリルは傷つきやすいので、柔らかい布で包んでから収納しましょう。
また、直射日光や高温多湿を避け、風通しの良い場所に保管してください。加えて、静電気を帯びやすいため、収納前に帯電防止スプレーを軽く吹きかけるのもおすすめです。
定期的に乾いた布で拭くと、ホコリの付着を防げます。
カビ対策はどうすればいい?
ガラスケース入り雛人形のカビ対策には、予防が何よりも重要です。湿気の少ない場所での保管が基本ですが、除湿剤の使用も効果的です。
シリカゲルや炭などの自然素材の除湿剤を一緒に入れましょう。定期的に風通しをよくすることも大切です。
カビが発生してしまった場合は、柔らかい刷毛で丁寧に払い、日光に当てて乾燥させます。ひどい場合は、専門店に相談するのが賢明です。
ダンボールが壊れたら処分を視野に入れる
ダンボールでガラスケース入り雛人形を保管している場合は、劣化や破損に注意が必要です。ダンボールが傷んでいると、雛人形を適切に保護できません。
破れや変形が見られたら、新しいものに交換することをおすすめします。古いダンボールは湿気を含みやすく、カビの温床にもなるので使用し続けるのはやめましょう。
もし、保管が難しいようであれば処分を検討してもいいかもしれません。
ガラスケース入り雛人形に価値がありそうなら買取を検討すればいいですし、そうでない場合は処分を考えてみてください。
まとめ:ガラスケース入り雛人形の収納方法はさまざま
この記事をまとめます。
- 湿気と直射日光を避けた保管が重要
- 衣装ケースやダンボールを活用した収納が効果的
- 防虫剤の使用で虫害を予防
- アクリルケースは特に慎重な取り扱いが必要
- カビ対策には予防が大切
- 保管用のダンボールは定期的に点検・交換
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