雛人形を飾る季節になると「ケースから出して飾りたいけど、どうすればいいかわからない」と悩む方は少なくありません。
結論からいうと、雛人形をケースから出して飾るには「出し飾り型」でないと難しいです。ケース飾りの雛人形は、人形や道具が固定されているため、簡単に取り外せないためです。
この記事では、出し飾り型とケース飾りの違いや特徴、ケースから出して飾る方法、ケース飾りに関する悩みの解決策を詳しく解説します。雛人形選びや飾り方を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
記事のポイント
- 出し飾り型とケース飾りの違い
- ケースから出して飾るメリットとデメリット
- ケース飾りの活用方法と収納のコツ
- 雛人形の処分や買取に関する情報
雛人形をケースから出して飾るには「出し飾り型」でないとダメ
- ケース型は人形が土台に固定されているので外せない
- 出し飾り型の特徴
- ケース型の特徴
- ケースごと処分したいなら郵送供養サービスがおすすめ
ケース型は人形が土台に固定されているので外せない
ケース型の雛人形は、見た目が美しく保管が簡単です。
しかし、人形や道具が土台に固定されているため、自由に配置を変えられません。これは、ケース飾りのの特徴であり、同時にデメリットでもあります。
ケース飾りのお人形やお道具をケースから出して飾ることはできますか?
中で倒れてしまうことを防止するために、基本的には土台に固定されております。そのため、ケースから出して飾ることはできません。
参照元:よくあるご質問
ケースから出して飾ろうと、無理に外そうとした場合、人形や道具を傷つけてしまう可能性があります。そのため、ケース型の雛人形を出して飾ることは、基本的には推奨されません。
ケース型を選ぶ際は、この点を十分に考慮する必要があります。
出し飾り型の特徴
出し飾り型の雛人形は、箱から出して自由に飾れるタイプです。人形や道具が個別に収納されているため、毎年飾り付けを楽しめるのが魅力です。
特徴は、豪華な段飾りや収納飾り、コンパクトな平飾りなどがある点です。また、人形の仕立て方にも違いがあり、袖や裾の縫い合わせなど、細部まで丁寧に作られています。
このため、伝統的な雛人形の製作方法を重視する方や、飾り付けの楽しみを味わいたい方に最適です。
ケース型の特徴
ケース型の雛人形は、ガラスやアクリルのケースに人形や道具が固定されているタイプです。
特徴は、箱から出してそのまま飾れる手軽さと、ホコリや傷から雛人形を守れる点です。ケースに守られているため、お手入れが簡単で長持ちするのも魅力といえます。
しかし、人形や道具が固定されているため、配置を変えたり手に取って見たりすることができません。また、ケースごと収納するため、保管スペースが必要です。
したがって、簡単に飾りたい方やお手入れの手間を省きたい方に向いています。
ケースごと処分したいなら郵送供養サービスがおすすめ
雛人形をケースごと処分したい場合は、郵送供養サービスがおすすめです。みんなのお焚き上げなどのサービスを利用すれば、自宅から簡単にケースごと送れます。
さらに、これらのサービスは、お焚き上げの様子を動画で確認できたり、供養証明書が発行されたりするので、安心して処分が可能です。
また、環境に配慮した処分方法でもあるため、エコ意識の高い方にも適しています。
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ガラスケース入り雛人形をそのまま供養したい・処分したい方は、ぜひ郵送供養サービスの利用を検討してみてください。
雛人形をケースから出して飾るに関する情報
- ガラスケースを外したい
- ケース飾りのデメリット
- ケース飾りの収納方法
- ケース飾りに後悔したら買取も視野に入れる
ガラスケースを外したい
ケース飾りの雛人形からガラスケースを外したい場合は、慎重な対応が必要です。多くのケース飾りは、人形や道具が土台に固定されているため、ケースを外すと破損のリスクが高まります。
したがって、壊す覚悟で外さなければいけません。
ガラスケースを外す際は、まず製造元や販売店に相談しましょう。専門家のアドバイスを受ければ、安全に外せる可能性があります。
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ケース飾りのデメリット
ケース飾りの雛人形には、いくつかのデメリットがあります。
ひとつは人形や道具が固定されているため、配置を変えたり手に取って見たりすることができません。これにより、お子様と一緒に飾る楽しみが減ってしまう可能性があります。
もうひとつはケースごと収納するため、保管に大きなスペースが必要になる点です。さらに、ケースの内部に大きな空間がある場合、片付ける際に予想以上に場所を取る場合があります。
これらのデメリットを考慮し、自分のライフスタイルや好みに合わせて雛人形を選ぶことが大切です。
ケース飾りの収納方法
ケース飾りの雛人形は、適切に収納すれば長く美しい状態を保てます。
まずはホコリや汚れを丁寧に拭き取り、乾燥剤を入れてから専用の箱に収めましょう。収納場所は、温度や湿度の変化が少ない場所を選んでください。
直射日光や高温多湿を避け、できれば段ボール箱などで覆って保管するのがおすすめです。また、年に一度は箱から出して点検し、カビや虫害がないか確認します。
これらの方法を実践すれば、雛人形を長く楽しめます。
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ケース飾りに後悔したら買取も視野に入れる
ケース飾りの雛人形を購入したものの、後悔してしまった場合は、買取を検討するのもひとつの選択肢です。雛人形の買取専門店や骨董品店、リサイクルショップなどに依頼すれば、査定を受けられます。
買取価格は、雛人形の種類や状態、ブランド、年代などによって異なります。できるだけ高く売るには、専門業者に依頼することと、購入時の箱や証明書を提出することです。
ただし、大量生産されたものは値段がつきにくいため、売却の確率を上げたいなら福ちゃんを利用した方法が適しています。詳細は以下の記事をご覧ください。
≫ 日本人形を買取・引き取りしてもらうコツ|口コミにもない査定の裏技と手順を紹介
まとめ:雛人形をケースから出して飾るには「出し飾り型」でないと無理
この記事をまとめます。
- ケース型雛人形は人形が固定されており、ケースから出して飾ることは困難
- 出し飾り型は自由に配置可能で、毎年飾り付けを楽しめる
- ケース型には手軽さや保管のしやすさなどのメリットあり
- ガラスケースを外す際は専門家に相談し、慎重に対応が必要
- ケース飾りの収納は温度湿度管理と定期点検が重要
- 買取も選択肢の一つだが、価格に関する心構えが必要
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