破魔弓のお下がりについて、悩んでいる方は少なくないでしょう。
破魔弓は、子どもの成長や無病息災を願う縁起物です。しかし、お下がりを使うとなると、抵抗を感じる人は珍しくありません。
実のところ、お下がりには明確なルールがなく、家庭によって対応が異なるのが現状です。
この記事では、破魔弓のお下がりに関する疑問や不安を解消し、適切な対処法を解説します。破魔弓のお下がりを使うべきかどうか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
記事のポイント
- 破魔弓のお下がりに関する明確なルールはない
- 個人の価値観や家庭の事情に応じて判断すべき
- 抵抗がある場合は新品購入や供養などの選択肢がある
- 破魔弓の扱い方や購入時期についての情報も提供
破魔弓のお下がりは良くない?
- 風習に従うならNG
- 使い回しが避けられる理由
- 抵抗がないなら受け継いでもOK
- いらない場合はお焚き上げ供養がおすすめ
風習に従うならNG
破魔弓のお下がりは、伝統的な風習に従えば避けるべきとされています。
これは、破魔弓が子どもの成長と幸せを願う縁起物だから(厄を代わりに受ける存在)です。
破魔弓飾り・破魔矢は厄払い・魔除けの意味がより強くあります。ご自宅に有る、お父様やお爺様の初正月飾りは、お父様やおじい様の厄を取っております。その品を贈るのは、厄を渡すと言われております。
参照元:破魔弓 お下がりはよいのか?
したがって、新しい生命の誕生には、新品の破魔弓を用意するのが一般的です。そうすれば、その子だけのための祈りを込められます。
このように、風習を重視する家庭では新品を購入するべきです。
使い回しが避けられる理由
破魔弓の使い回しが避けられる理由は、主に心理的な影響が考えられます。新しい生命の誕生は特別なものであり、その子のために新しいものを用意したいという親の気持ちが強く働くものです。
また、お下がりを使うことで、兄弟間で比較されるのを避けたいという配慮もあります。
さらに、長期にわたって飾られる場合が多いため、経年劣化による見栄えの悪さを気にする人もいます。これらの理由から、多くの家庭では新品を用意するのが一般的です。
抵抗がないなら受け継いでもOK
破魔弓のお下がりに抵抗がないなら、受け継いで使っても問題ありません。むしろ、家族の絆を深める良い機会となる可能性があります。
例えば、兄弟で同じ破魔弓を使えば、成長の記録を共有できます。また、親から子へと受け継ぐことで、家族の歴史や思い出を紡ぐアイテムになるかもしれません。
お下がりを使うかどうかは、家族全員で納得する答えを出す必要があります。それぞれの同意が得られれば、使い回しても問題ありません。
いらない場合はお焚き上げ供養がおすすめ
破魔弓が不要になった場合は、ゴミとして捨てるのではなく、お焚き上げ供養をおすすめします。縁起物のため、粗末に扱うのは避けるべきです。
お焚き上げ供養は神社や寺院で行われる儀式で、丁重に祈祷と焼却が行われます。これにより、込められた願いや思いを清められます。
処分を検討しているものの、捨てるには抵抗や罪悪感があるという方は、お焚き上げ供養を選びましょう。最近では郵送供養サービスも登場しているので、簡単にお焚き上げを実現できます。
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破魔弓のお下がりに関する情報
- いつまで飾るものなの?
- 二人目には新品を購入すべき?
- いつ買うべき?
- 買取を希望する場合
いつまで飾るものなの?
破魔弓の飾る期間に、明確な決まりはありません。
しかし、一般的には子どもの成長に合わせて飾ることが多いようです。多くの家庭では、初節句から小学校入学までの約6年間飾ります。
飾る場所や方法によっても期間は、変わってきます。例えば、リビングに常時飾っている場合は比較的早めに片付ける場合が多いですが、押し入れなどに保管して節句の時期だけ飾る場合は、長期間保管することもあります。
二人目には新品を購入すべき?
二人目に新品の破魔弓を購入すべきかどうかは、家庭の価値観や経済状況によって異なります。
新品を購入するメリットは、子ども一人ひとりに対する平等な扱いや、個別の願いを込められる点です。一方、お下がりを使うメリットは、家族の絆を深められるほか、経済的な負担がかからない点です。
また、兄弟で同じ破魔弓を使うと、成長の記録を共有できます。
二人目の破魔弓選びは家族で話し合い、全員が納得できる選択をしましょう。
いつ買うべき?
破魔弓の購入時期は、一般的に出産後から初節句までの間が多いです。出産祝いとして贈られることもあれば、お宮参り後に購入する家庭も多いです。
早めに購入すれば、じっくり選ぶ時間的余裕がありますが、出産後の忙しい時期を避けたい場合は、初節句の1〜2ヶ月前に購入するのもよいでしょう。
また、初節句の時期(男の子は5月、女の子は3月)に近づくにつれて品薄になる可能性があるため、余裕を持って購入することをおすすめします。
購入時期は、家族のスケジュールや予算に合わせて柔軟に決めましょう。
買取を希望する場合
破魔弓の買取を希望する場合は、買取業者のCOYASH(コヤッシュ)や福ちゃんを利用してみてください。
COYASHは、日本人形をはじめとする縁起物の買取を専門とする業者です。他社で断られた商品でも買い取ってくれる可能性があるため、複数社に拒否された場合に適しています。
COYASHでの買取に関しては、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
≫ 日本人形の買取は「COYASH」がおすすめ | 雛人形や五月人形を買い取ってもらえない場合にも最適な専門業者です。
COYASHでも買取してもらえなかった場合は、福ちゃんを利用してみてください。買取対象品と一緒に査定を依頼すれば、引き取ってもらえる確率が80~90%高まります。
例えば、金製品や貴金属、ブランド品などと一緒に査定を依頼すると、破魔弓も併せて買い取ってもらえる可能性が高いです。
筆者はこの方法をよく実践しているので、スムーズな取引を実現したい方はぜひ試してみてください。
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まとめ:破魔弓のお下がりに絶対的なルールはない
この記事をまとめます。
- 破魔弓のお下がりに関する明確なルールは存在しない
- 家庭の価値観や事情に応じて判断することが重要
- 新品購入、お下がり使用、供養など、複数の選択肢がある
- 飾る期間や購入時期は、家族で相談して決めるのが望ましい
- 二人目以降の子どもへの対応も、家族の合意が大切
- 不要になった場合は、お焚き上げ供養などの丁重な処分を検討
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