
雛人形の7段飾りの買取相場が知りたいです。縁起物は売るのが難しいと聞いたのですが、豪華なつくりのものでも厳しいでしょうか?
この記事はこんな疑問を抱えている方が対象。
筆者はこれまでに沢山の雛人形を買取に出してきました。
その経験からいうと、雛人形7段飾りの買取相場は数千~数万円ほどです。ただし、豪華なつくりの雛人形であっても、一定以上の価値を持つもの以外は値段がつかない可能性が高いです。
この記事では、そんな雛人形7段飾りの買取相場についてまとめました。買取について役立つ情報もプラスしているので、売却を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
記事のポイント
- 雛人形7段飾りの買取相場を把握
- 相場に影響を与える要因を知る
- 売却するためのコツ
雛人形7段飾りの買取相場と売るためのコツ
- 相場はいくら?
- 雛人形は売却できない可能性が高い
- 相場に影響を与える要因
- 買取してもらうコツ
ここでは、雛人形7段飾りの買取相場や売るためのコツなどを詳しく解説します。それぞれを把握すれば、売却できる確率と満足度を向上できるでしょう。
相場はいくら?
雛人形の7段飾りの買取相場は、さまざまな要因によって大きく変動します。
しかし、一般的な買取相場は以下のとおりです。
種類 | 買取相場 |
一般的な7段飾りの雛人形 | 数千~50,000円ほど |
著名作家が手がけたものや古い雛人形 | 50,000~100,000円 |
基本的に価値のある7段飾りの雛人形が買取されます。
なお、上記の買取相場は目安です。
実際の買取価格は雛人形の状態や市場の動向、さらには買取業者によって異なります。
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雛人形は売却できない可能性が高い
雛人形はここ日本ではあまりにも有名な縁起物のひとつ。
女の子を成長を願ったり、厄から守ったりする”身代わり”の役目をもっています。
つまり、雛人形は子供ひとりにつきひとつが原則。
お下がりや中古品を他の子に与えても意味がありません。
雛人形はお子様の厄を引き受けてくれるお守りです。「お子様の身代わりになって厄を引き受けてくれる」という文化ということもあって、リサイクルショップやオークションに出品されている雛人形は、ほとんど値段がつかず、あまり売れないというケース多いようです。
雛人形はそもそも新品で購入して飾るものです。
だからこそ、縁起物に該当する雛人形は中古で販売してもほぼ売れません。買取業者が買取をしない要因はこれです。
したがって雛人形は売りにくい日本人形であることを理解しましょう。
相場に影響を与える要因
雛人形7段飾りの買取相場は、いくつかの要因によって変動します。
- 製作年代と作家
- 状態
- 完備品の有無
- 市場での需要
- 買取業者の査定基準
このように買取相場の要因はなかなか複雑です。
なかでも買取業者は独自の基準を設けていることもあるので、査定価格に大きな差が生まれることもあります。
ここでは、上記5つの要因についてまとめました。
1. 製作年代と作家
古い雛人形や、著名な作家によって作られた雛人形は、高価買取の対象になりやすいです。
その理由は「歴史的価値」と「希少性の高さ」。
現代で大量生産された雛人形とは異なり、上記はきわめて貴重な存在です。したがって一般的な市場価値を大きく上回ります。
一方で価値の低い7段飾りの雛人形は、再販しても売れる可能性が低いため、買取を拒否される可能性が高いです。
2. 状態
7段飾りの雛人形の価値は、保存状態もつよく影響しています。
基本的に以下のデメリットがないものほど、高価買取を実現しやすいです。
- 色あせ
- 破損
- 汚れ
また、すべてのパーツが揃っている場合もプラス査定になります。
逆にどんなに貴重なものでも状態が悪すぎると、マイナス査定になりやすいです。
3. 完備品の有無
7段飾りの雛人形の価値は、完備品の有無も影響しています。
たとえば保証書や付属品がすべて揃っていると、高価買取を期待しやすいです。
特に著名作家が手がけた雛人形の場合は、証明書があると本物であると保証できるため、買取価格が上がります。
とはいえ、付属品が価値にあたえる影響はそこまで大きなものではありません。一式が揃っていなくても、価値があるものは高価買取されやすいです。
4. 市場での需要
7段飾りの雛人形は、ひな祭りの時期に近づくと需要が高まります。
つまり、買取価格は季節によって高くもなれば低くもなるのです。
高価買取を期待したいなら、需要の高い時期に売るのがベストでしょう。
5. 買取業者の査定基準
7段飾りの雛人形の買取価格は、業者の影響をつよく受けるといっても過言ではありません。
状態や市場の動向も重要ですが、結局のところ価値を決めるのは買取業者です。
したがって雛人形を売るときは、節句商品の買取を専門とする業者をよく比較し、信頼できるところに査定を依頼しましょう。
買取してもらうコツ
雛人形7段飾りを買い取ってもらうためには、以下のポイントに注意してください。
- 事前に複数の業者で見積もりを取る
- きれいにしておく
- すべての部品を揃える
雛人形は縁起物なので、一定以上の価値を持たないものは買取を拒否されやすいです。
しかし、状態が良ければ買取してくれる場合もあります。
ここでは、上記3つのコツについてまとめました。
1. 事前に複数の業者で見積もりを取る
雛人形7段飾りの買取価格は、業者によって異なります。
すこしでも良い条件で買取してもらうためにも、複数の業者に見積もり(査定)を依頼しましょう。実績のある業者なら、ほとんどが無料査定を提供しています。
業者を比較検討することは、雛人形の買取成立にけっこう響くのでお忘れなく。
2. きれいにしておく
雛人形7段飾りを買取に出す際は、可能なかぎりで構わないので人形をきれいにしておきましょう。
ほこりがついているなら、それだけでも払っておくとプラス査定になる可能性ありです。すこしでも状態を良くして、キレイな状態で査定に出しましょう。
ただし、過剰なクリーニングはNGです。
塗装が剥げたり破損したりするので、あくまでほこりを取り除く程度にしましょう。
3. すべての部品を揃える
雛人形7段飾りはなんといっても豪華さが魅力。
パーツがひとつでも欠けていると、見栄えが悪くなる可能性があります。
そうなると、買取してもらえない可能性や、買取価格に悪い影響が。
査定を依頼する前に、付属品をすべて揃えましょう。
雛人形7段飾りの買取相場と関連する情報
- セカンドストリートでは売れますか?
- 久月で引き取ってもらうことはできますか?
- 業者の口コミを入手する方法
- 昭和40年代製品の値段は?
ここでは、雛人形7段飾りの買取相場に関する情報をまとめました。売却やその他の方法との比較にお役立てください。
セカンドストリートでは売れますか?
セカンドストリートは、雛人形をはじめとする節句用品の買取に対応していません。
買取ができないお品物:生活雑貨
耐火金庫、消費期限の過ぎている品物、剥製、標本、節句用品(5月人形、雛人形、こいのぼり等)、日本人形、染毛剤(ヘアカラー、ヘアブリーチ等)
売却を検討しているなら、他の方法を選びましょう。
久月で引き取ってもらうことはできますか?
久月では、雛人形の引き取りサービス等は行っていません。
しかし、定期的に開催される人形報恩祭に参加すれば、人形を供養できます。供養料は一抱え3,000円で、予約は不要です。
人形報恩祭は、御両親や祖父母が買ってくれたひな人形をはじめ日頃かわいがっていた人形やぬいぐるみなどが、“自分達の無事な成長を見守ってくれた”そのことに対して、親に、祖父母に、人形に感謝して納めていただき、「御霊抜き(みたまぬき)」を行い、同時に施主とその家族の健康を祈願した後、お焚き上げを行います。
業者の口コミを入手する方法
人形の買取に対応している業者の口コミを入手する方法は、GoogleやSNSの活用です。特定の業者名を検索すれば、利用者のレビューを確認できます。
特に、X(旧Twitter)やInstagramでは、リアルタイムの意見が得られます。
また、口コミサイトや掲示板もおすすめです。複数の意見を比較すれば、信頼性を高められるでしょう。加えて、友人や知人に直接聞けば、実際の体験に基づいた情報を得られます。
これらの方法を組み合わせ、より良い業者を選びましょう。
昭和40年代製品の値段は?
昭和40年代ごろに作られた雛人形の値段は、以下を参考にしてください。
値段 | |
Yahoo!オークション | 平均2,900円 |
メルカリ | 900~3,900円 |
有名作家が手がけたものなら、相場よりも高くなるでしょう。しかし、一般的なものは上記の値段か、値がつかない可能性があります。
まとめ
雛人形7段飾りの買取相場について解説しました。
重要なポイントをおさらいします。
- 雛人形は縁起物なので買取を拒否されやすい
- 雛人形7段飾りの買取相場は数千~50,000円ほど
- 売却を希望する場合は雛人形を専門とする買取業者に査定を依頼する
買取相場は多くの要因によって変動します。
7段飾りであっても売れない可能性は大いにあるので、何とかして買取・引き取りしてもらいたい場合は以下の記事を参考にしてみてください。

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