雛人形を捨てるタイミングはいつ?処分する方法やよくある質問をまとめました。

雛人形を捨てるタイミングはいつ?処分する方法やよくある質問をまとめました。 人形を供養・処分する方法

処分を検討している雛人形があるのですが、捨てるタイミングがわからずに困っています。処分する時期はいつが良いのか具体的に教えてほしいです。

この記事は上記の悩みを抱えている方が対象。

結論から言うと、雛人形を捨てるタイミングは子供が「成人」したときがベストです。

雛人形は子供の成長祈願と厄を代わりに受ける役割を持っています。したがって、子供が自立する時期こそが捨てるタイミングにふさわしいのです。

ただし、捨てると言っても方法は多種多様。
ゴミとして捨てる人もいれば、人形供養をしてお別れする人もいます。

そこでこの記事では、雛人形を捨てるタイミングと処分方法について詳しく解説します。よくある質問などもまとめましたので、捨て方に困っている方はぜひ参考にしてください。

この記事を書いた人
松吉

人形供養がわりと身近な環境で生活をしている松本市民です。これまでに沢山の人形供養と処分・遺品整理に携わってきました。このブログではその経験を包み隠さずシェアしていこうと思います。

【当ブログ記事の信頼性】
①:筆者の人形供養と処分・遺品整理に携わった歴は10年(現在進行形)
②:骨董品収集と取引歴は15年以上
③:人形供養と処分・遺品整理に関する情報を日々リサーチしている

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雛人形を捨てるタイミング

雛人形を捨てるタイミングは、主に次の3つのシチュエーションが挙げられます。

  • ①:子供が大きくなり「自立」したとき
  • ②:引っ越しや遺品整理をおこなうとき
  • ③:雛人形の状態が悪くなったとき

おすすめは①の子供が大きくなり「自立」したタイミングです。

しかし、雛人形に愛着があるとなかなか捨てることができないもの。こういった思いから倉庫にしまっておく方が多いのですが、いずれ必ず捨てるべきタイミングが訪れます。

それでは上記3つのシチュエーションを解説しましょう。

捨てるタイミング①:子供が大きくなり「自立」したとき

雛人形を捨てるタイミング1つ目は、子供が大きくなり「自立」したときです。

雛人形はいわば身代わりのような存在ですから、子供が成長して大きくなったときに役目を終えると考えていいかと。

それに子供が自立すると雛人形の必要性はなくなります。

子供が親元を離れたということは大人になった証でもあるので、雛人形を捨てるタイミングとしてはもっとも相応しいと言えるでしょう。

捨てるタイミング②:引っ越しや遺品整理を行うとき

雛人形を捨てるタイミング2つ目は、引越しや家の模様替えをしたときや遺品整理をおこなうときです。

上記は雛人形の置き場所に困るタイミングでもあります。したがって、捨てるにはちょうどいいタイミングと言っていいでしょう。

事実、引っ越しや遺品整理で雛人形を処分する方はたくさんいらっしゃいます。

雛人形はそのまま保管しておいても、この先使用される確率はきわめて低いです。

気持ちの整理をつけたら然るべき方法で処分しましょう。

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捨てるタイミング③:雛人形の状態が悪くなったとき

雛人形を捨てるタイミング3つ目は、雛人形が古くなり状態が悪くなったときです。

雛人形は保存環境によって劣化します。
あきらかに状態が悪いものに関しては、飾るにも見栄えがよろしくないので処分しましょう。

もし修繕ができる状態であれば直す選択もとっていいと思います。

しかし、どうにも修繕が難しい状態であれば捨てるか、新しいものに買い替えることを検討すべきです。

雛人形を処分する方法

雛人形を捨てるタイミングを把握したら、処分する方法をインプットしましょう。

主な処分方法としては次のとおりです。

  • ①:不用品回収業者を依頼する
  • ②:寄付する
  • ③:人形供養をおこなう
  • ④:買取

いずれの方法もメリット・デメリットがあります。しかし、どれが正解というわけでもなくお好みの方法を選択すればOKです。

それでは上記4つの方法について解説します。

①:不用品回収業者を利用する

雛人形の処分におすすめの方法は「不用品回収業者」を利用することです。

業者に依頼すれば、自宅まで引き取りに来てくれます。さらには一連の作業をすべて業者がおこなってくれるので、手間がかからず非常に便利です。

もっと言えば、雛人形の他に処分したい不用品もまとめて依頼することができます。

ただし、不用品回収業者の利用は処分費用が必要。
業者もピンキリなので納得の処分ができるよう、事前に見積もりを取っておくことをおすすめします。

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②:寄付する

雛人形は寄付することもできます。
主な寄付先としては次のとおりです。

  • 自治体
  • 子育て支援センター
  • 保育園/幼稚園
  • 病院
  • 老人養護施設

上記以外にもインターネットで検索すれば、寄付を希望する施設がヒットすると思います。

寄付をする場合は費用こそかからないものの、雛人形の運搬作業を自身で行わなければなりません。また、雛人形の状態が良くないと受け入れてくれない可能性もあります。

したがって、寄付をする際は受付を行っている施設に問い合わせることからスタートしましょう。

③:人形供養をおこなう

雛人形を処分する方法のひとつに「人形供養」も挙げられます。

人形供養は雛人形の魂抜きをおこない、感謝の気持ちを込めてお焚き上げするいわば「お葬式」のようなものです。

人形供養を行っている場所は次のとおり。

  • 神社仏閣
  • 葬儀ホール
  • 人形供養祭

雛人形を捨てることに抵抗があったり罪悪感がある方は、人形供養こそが最善の処分方法です。

ただし、供養には費用がかかるうえに場合によっては受け付けてくれないこともあります。また、ガラスケースなどの付属品は対象外だったりするので、事前に問い合わせて聞いてみましょう。

なお、最近では宅配で供養できる便利なサービス(Amazonで購入可)もあります。

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④:買取

雛人形は買取業者を利用することでも処分できます。

特に雛人形を熟知している専門業者を利用すれば、高価買取が実現する可能性が高いです。

もし売却することに抵抗がないなら、買取業者の利用をおすすめします。とにもかくにも取引スピードが速く、現金化までがスムーズです。

雛人形の買取でおすすめの方法については、以下の記事でくわしく解説しています。興味がある方はぜひチェックしてみてください。

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不用品回収業者と買取業者を利用すればガラスケースごと処分できる

不用品回収業者や買取業者を利用すれば、雛人形をガラスケースごと処分できます。

雛人形は自治体の燃えるゴミとして処分するとき、本体はそのまま捨てられますが、ガラスケースは燃えないゴミなので分別しなければなりません。

さらに素材によっても分別が必要になるため、処分が非常に面倒くさい人形とも言えます。

しかし不用品回収業者や買取業者を依頼すれば、雛人形本体はもちろんガラスケースや付属品一式をまとめて処分することが可能です。

処分の手間を省きたいのであれば、業者への依頼がベストと言えるでしょう。

雛人形を捨てるタイミングでよくある質問

雛人形を捨てるタイミングでよくある質問をまとめました。

これから雛人形を処分しようと考えている方は、ぜひヒントにしてください。

Q1:そもそも雛人形はどういった役割をもっているの?

A:雛人形は子供の健やかな成長や幸せを願うために飾られる人形のこと。

主な役割は次のとおりです。

雛人形

ひな人形は、形代(かたしろ)と呼ばれる人形の一種で、神や霊が降臨するものとされている。娘の身代わりとして、娘に襲い掛かろうとする病などの災厄、穢れを、ひな人形にうつして避けるという行事がひな祭りの始まりである。

引用:Wikipedia

雛人形は女の子の健康や幸せを祈るために雛祭り(3月3日)に飾られます。これは日本の古くからの伝統行事であり、家族でお祝いする機会としても定番です。

したがって、雛人形の処分はいかなる方法を用いる場合でも感謝の気持ちを込めることが重要と言えるでしょう。

Q2:雛人形は寄付しても大丈夫?

A:雛人形を寄付すること自体に問題はありません。
しかし、寄付先が受け入れてくれるかどうか確認が必要です。

また寄付先が受け入れる主な条件としては、雛人形の状態が良いことが前提。したがって破損や汚れがある場合は、寄付が難しいこともあります。

Q3: 雛人形は捨てずにインテリアとして飾ってもOK?

A:特に問題はありません。
ただし、可能であれば魂抜き(人形供養)を実施した方が精神的に良いかもしれません。

雛人形は伝統的な日本の美を持っている人形と言えます。したがって、インテリアとして飾ることも捨てることを回避する選択肢のひとつです


とはいえ、雛人形を飾る場所や状態には注意が必要。

雛人形は直射日光や湿気に弱いため、適切な場所に飾りましょう。また、定期的に手入れを行うことが大切です。

まとめ

雛人形を捨てるタイミングは子供の成長や引越し、状態が悪くなった際など様々です。

処分方法としては不用品回収業者の利用、寄付、人形供養などがあります。なお、不用品回収業者に依頼することでガラスケースや付属品一式も一緒に処分可能です。

雛人形の捨て方は自由です。
捨てるタイミングがやってきたら、感謝の気持ちを込めてお別れしましょう。

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