雛人形を処分するタイミングは成人したときが理想!もっとも選ばれる方法は「供養」

雛人形を処分するタイミングは成人したときが理想!もっとも選ばれる方法は「供養」 供養・処分する方法

処分を検討している雛人形があるのですが、タイミングがわからずに困っています。処分する時期はいつが良いのか具体的に教えてほしいです。

この記事は、こんな悩みを抱えている方が対象です。

結論から言うと、雛人形を処分するタイミングは子供が「成人」したときがベストです。

雛人形は子供の成長祈願と厄を代わりに受ける役割を持っています。したがって、子供が自立する時期こそが処分するいい機会です。

ただし、捨てると言っても方法は多種多様。
ゴミとして捨てる人もいれば、人形供養をしてお別れする人もいます。

この記事では、雛人形を処分・捨てるタイミングと処分方法について詳しく解説します。最後まで読めば、スムーズに処分できるほか、最適な方法を見つけられます。

 記事のポイント

  • 雛人形を処分するタイミング
  • みんなはどんな方法で処分しているか
  • さまざまな処分方法
  • 処分する際の注意点

雛人形を処分するタイミングは3つ

雛人形を処分するタイミングは、大きく分けると3つあります。

  • ①:子供が大きくなり「自立」したとき
  • ②:引っ越しや遺品整理をおこなうとき
  • ③:雛人形の状態が悪くなったとき

おすすめは①の子供が大きくなり「自立」したタイミングです。

しかし、雛人形に愛着があるとなかなか捨てることができないもの。こういった思いから倉庫にしまっておく方が多いのですが、いずれ必ず捨てるべきタイミングが訪れます。

それでは上記3つのシチュエーションを解説しましょう。

①:子供が大きくなり「自立」したとき

雛人形を処分・捨てるタイミング1つ目は、子供が大きくなり「自立」したときです。

雛人形はいわば身代わりのような存在ですから、子供が成長して大きくなったときに役目を終えると考えていいかと。

それに子供が自立すると雛人形の必要性はなくなります。

子供が親元を離れたということは大人になった証でもあるので、雛人形を捨てるタイミングとしてはもっとも相応しいと言えるでしょう。

②:引っ越しや遺品整理を行うとき

雛人形を処分・捨てるタイミング2つ目は、引越しや家の模様替えをしたときや遺品整理をおこなうときです。

上記は雛人形の置き場所に困るタイミングでもあります。したがって、捨てるにはちょうどいいタイミングと言っていいでしょう。

事実、引っ越しや遺品整理で雛人形を処分する方はたくさんいらっしゃいます。人形はそのまま保管しておいても、この先使用される確率はきわめて低いです。

気持ちの整理をつけたら然るべき方法で処分しましょう。

③:雛人形の状態が悪くなったとき

雛人形を処分・捨てるタイミング3つ目は、雛人形が古くなり状態が悪くなったときです。

雛人形は保存環境によって劣化します。
あきらかに状態が悪いものに関しては、飾るにも見栄えがよろしくないので処分しましょう。

もし修繕ができる状態であれば直す選択もとっていいと思います。

しかし、どうにも修繕が難しい状態であれば捨てるか、新しいものに買い替えることを検討すべきです。

雛人形を処分するタイミングで気になる方法・注意点

  • 雛人形の処分はみんなどうしてる?
  • 処分方法
  • 注意点

雛人形を処分するタイミングと共に考慮しなければいけないのが、処分方法です。世間の処分と比較しつつ、注意点を押さえながら最適なお別れを目指しましょう。

雛人形の処分はみんなどうしてる?

雛人形の処分はみんなどうしてるのか気になるものです。ブログやSNSを見ると、以下の方法を取る人が多い印象を受けました。

処分方法説明
人形供養多くの人が選ぶ処分方法です。雛人形をお寺や神社に持ち込み、適切な手順で供養してもらいます。僧侶や神職が読経を行い、お焚き上げをしてくれるため、心の整理がつきやすいです。費用は5,000〜8,000円程度が相場となっています。
家庭ごみとして捨てる雛人形を可燃ごみや不燃ごみに分別して捨てる人は結構います。ただし、ごみとして捨てる場合は人形に感謝の気持ちを込めて処分すべきです。
リサイクルショップで売るリサイクルショップで買い取ってもらう人の割合は多めです。需要が高まる12〜2月頃に持ち込んで、良い査定を期待するケースも見られました。
不用品回収業者を利用する雛人形以外にも処分したいものがある場合、不用品回収業者に依頼して一度に片付けている人も多く見られました。
寄付する他の人に再利用してもらおうと、寄付する人も珍しくありません。特定の団体や施設で受け入れている場合があるため、問い合わせれば無料で処分できます。

これらはあくまで一例です。

あなたにとって最適な処分方法を選択しましょう。

処分方法

雛人形を捨てるタイミングを把握したら、処分する方法をインプットしましょう。

主な処分方法は、以下のとおりです。

  • ①:不用品回収業者に依頼
  • ②:「譲ってください」を利用する・寄付する
  • ③:人形供養
  • ④:買取

いずれの方法もメリット・デメリットがあります。しかし、どれが正解というわけでもなくお好みの方法を選択すればOKです。

それでは上記4つの方法について解説します。

①:不用品回収業者に依頼

雛人形の処分におすすめの方法は「不用品回収業者」を利用することです。

業者に依頼すれば、自宅まで引き取りに来てくれます。さらには一連の作業をすべて業者がおこなってくれるので、手間がかからず非常に便利です。

業者を選ぶ際は、複数社をじっくり比較して最適なところを選ばなければいけません。しかし、比較はきわめて重要ですが、かなり面倒な作業でもあります。

そんな時に重宝するのが、一括見積コンシェルジュです。

一括見積コンシェルジュ

一度の申し込みで複数の見積もりを受けられるほか、各社を比較して、信頼性や価格などを検討できます。したがって、ニーズに合った業者を選ぶことが可能です。

筆者が一括見積コンシェルジュをおすすめする理由は、5つあります。

  • 手続きが迅速
  • 急な依頼にも対応してくれる
  • それぞれの業者に見積もりを依頼する手間が省ける
  • 適正価格で依頼できるようになる
  • 無駄な出費を防げる

不用品の回収だけでなく、ハウスクリーニングや遺品整理にも対応しているので、処分するものがいくつかあるならお得に利用できます。

具体的な内容を知りたい方は、公式サイトを確認してみてください。

≫ 一括見積コンシェルジュの公式サイトを見る

②:「譲ってください」を利用する・寄付する

雛人形は、ネット上で募集されている「譲ってください」の利用でも処分できます。ジモティなどを活用し、相手が見つかればスムーズなお別れができるでしょう。

雛人形の「譲ってください」はジモティーとSNSで見つけよう!人形に価値がありそうなら買取も検討すべし
「雛人形を譲ってください」の投稿や引き取り先を見つける方法についてまとめました。雛人形の譲渡や売却(引き取り)について具体的に知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

また、寄付での処分もできます。
主な寄付先は、以下のとおりです。

  • 自治体
  • 子育て支援センター
  • 保育園/幼稚園
  • 病院
  • 老人養護施設

上記以外にもインターネットで検索すれば、寄付を希望する施設がヒットすると思います。

寄付をする場合は費用こそかからないものの、雛人形の運搬作業を自身で行わなければいけません。また、人形の状態が良くないと受け入れてくれない可能性もあるため注意してください。

寄付をする際は、まず受付をしている施設に問い合わせることからスタートしましょう。

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③:人形供養

雛人形の処分で、もっとも定番なのが供養です。

人形供養は雛人形の魂抜きをおこない、感謝の気持ちを込めてお焚き上げする「お葬式」のようなものです。

対応してくれる場所は次のとおり。

  • 神社仏閣
  • 葬儀ホール
  • 人形供養祭

雛人形を捨てることに抵抗があったり罪悪感がある方は、人形供養こそが最善の処分方法です。

ただし、費用がかかるほか、場合によっては受け付けてくれない可能性があります。また、ガラスケースなどの付属品は対象外だったりするので、事前に問い合わせて聞いてみましょう。

なお、最近では宅配で供養できる便利なサービス(Amazonで購入可)もあります。

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④:買取

雛人形は、買取業者を利用することでも処分できます。

特に、日本人形の買取で信頼と実績のある業者を利用すれば、高く売れる可能性があります。

売却することに抵抗がないなら、買取業者の利用がおすすめです。取引スピードが速く、現金化までがスムーズなので、取引が成立すればすぐに処分できます。

雛人形の買取してもらうコツは、以下の記事でくわしく解説しています。

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注意点

雛人形を処分するタイミングで注意すべきは以下の3点です。

  • 燃やして処分するのは避けるべき
  • 処分する前に家族に確認を取る
  • ガラスケースは別の処分方法が必要になる可能性あり

捨て方は自由ですが、方法によってはリスクが伴ったりトラブルの原因になる場合もあります。

ここでは、注意すべき3つのポイントについて詳しい解説します。

燃やして処分するのは避けるべき

雛人形を処分するタイミングで注意したいのは処分する方法と工程です。とくに燃やして処分しようと思っている人は少なくないでしょう。

しかしながら、自分で雛人形を燃やして処分する行為は法律違反に該当します。

廃棄物の処理及び清掃に関する法律 第十六条の二

何人も、次に掲げる方法による場合を除き、廃棄物を焼却してはならない。
一 一般廃棄物処理基準、特別管理一般廃棄物処理基準、産業廃棄物処理基準又は特別管理産業廃棄物処理基準に従つて行う廃棄物の焼却
二 他の法令又はこれに基づく処分により行う廃棄物の焼却
三 公益上若しくは社会の慣習上やむを得ない廃棄物の焼却又は周辺地域の生活環境に与える影響が軽微である廃棄物の焼却として政令で定めるもの

参照元:廃棄物の処理及び清掃に関する法律 第十六条の二|e-gov法令検索

たとえ敷地内であっても燃やすと法律に違反するため、手っ取り早く処分したいからと燃やすのはやめましょう。

処分する前に家族に確認を取る

雛人形の処分方法は自由ですが、所有者が家族の場合は確認を取っておく必要があります。思い出が詰まっている人形ほど、処分に対して否定的になりやすいです。

結局のところ、家族全員が納得したうえで処分しなければなりません。勝手に捨てるとトラブルに発展する可能性があるので、十分に注意してください。

雛人形とお別れする際は感謝の気持ちを込めて、納得のできる方法で手放しましょう。

ガラスケースは別の処分方法が必要になる可能性あり

ガラスケース入りの雛人形を人形供養で処分する場合、ガラスケースは別の方法で処分しなければならない可能性が高いです。

ほとんどの神社・お寺ではガラスケースの処分に対応していません。供養してくれるのはあくまで人形本体のみです。

ガラスケース単品の処分については以下の記事で詳しく解説します。

人形ガラスケースを分解する方法|処分の仕方とおすすめの選択肢を解説
人形ガラスケースの分解は、木枠から外すことからスタートします。簡単に外せるものもあれば、カッターなどを用いないと外れないものもあるので状態をよく見極めましょう。分解をしたら燃えないゴミとして自治体で処分できますが、買取業者を利用すれば無料かつ現金化を期待することも可能です。

雛人形を処分するタイミングでよくある質問

雛人形を処分・捨てるタイミングでよくある質問をまとめました。

これから雛人形を処分しようと考えている方は、ぜひヒントにしてください。

Q1:無料でできる方法は?

A:雛人形の処分を無料で行う方法は、大きく分けると「買取」と「寄付」の2つです。

買取は価値のある雛人形なら現金化できるほか、スムーズな処分が可能になります。一方の寄付は欲しがっている人に無償で提供できるため、処分における手間を大幅に軽減できます。

雛人形を無料で処分したい場合は、買取か寄付を検討しましょう。

Q2:神社での処分が最適ですか?

A:雛人形の処分方法としてもっとも定番なのが「供養」です。その際に選ばれる処分先は「神社」がもっとも多いといえます。

というのも、人形供養に対応している施設のほとんどが神社だからです。

適切な方法で雛人形を処分したいなら、神社での人形供養を検討するといいでしょう。

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Q3:供養しないとどうなる?

A:供養しないからといって不幸が起こるわけではありません。

風習どおりに扱わないとバチがあたったり、呪われたりするなどの迷信がありますが、どれも科学的根拠のない情報です。

世の中には、供養を選ばずにさまざまな処分を選んだ方が沢山います。方法はあなたが最適だと思ったものを選べば問題ありません。

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Q4:「譲ってください」の探し方を教えて

A:ネット上には「雛人形を譲ってください」という書き込みがいくつかあります。雛人形の譲渡または売却を点灯している場合は、以下の方法がおすすめです。

  • ①:ジモティー
  • ②:買取業者

「雛人形を譲ってください」系の投稿から個人間で取引したい場合は①。たしかな査定を受けながらスムーズに現金化したいなら②が最適です。

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Q5: 代々受け継ぐ行為は問題ない?

A:何の問題もありません。

実際に受け継いでいる家庭は沢山あります。

雛人形を処分する上で大切なのは、みんながどうしているかよりも、あなたがどうしたいかです。世間に流されず、あなたが最適だと思える答えを見つけてください。

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まとめ

雛人形を処分するタイミングは、子供の成長や引越し、状態が悪くなった際などさまざまです。

処分方法は不用品回収業者の利用、寄付、供養などがあります。不用品回収業者や買取業者に依頼すれば、ガラスケースや付属品一式も一緒に処分可能です(※ 買取の場合は取引が成立したときのみ)。

雛人形の処分方法は自由です。
タイミングがきたら、感謝の気持ちを込めてお別れしましょう。

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