雛人形は売れるんでしょうか?どこの買取業者からも拒否されてしまい、処分に困っています。できれば売りたいのですが、何かいい方法はありませんか?
この記事はこんな疑問を抱えている方が対象。
筆者はこれまでに雛人形を沢山買取に出してきました。
その経験からいうと、雛人形は売れない可能性がきわめて高いです。しかし、買取に対応している業者を利用すれば、最低でもタダで引き取りしてもらえる確率が高くなります。
雛人形は日本の伝統的な縁起物ですが、時代の変化とともに不要になる家庭が増えています。ところが、その処分には多くの人が悩みを抱えているのです。
この記事では雛人形が売れるかどうか、その理由と買取されやすい条件について詳しく解説します。また、売れない場合の処分方法についても紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
雛人形は売れる?
雛人形は一般的に中古市場での需要が非常に低く、多くのリサイクルショップや買取業者が買取を躊躇するアイテムです。理由としては縁起物としての性質と、需要と供給のバランスにあります。
雛人形は新しい家族の誕生や成長を祝う伝統的な品であり、多くの人々が新品の購入を好みます。中古の雛人形を購入する層は非常に稀です。
雛人形は縁起物だしね。中古を買う人はあまりいないだろうし、ましてや七段飾りはますます需要がないよね…。ともあれ我が娘も充分に成長したので、ありがとうございました、ってことで!
— しょこぴ (@shoko_p) January 19, 2023
そのため、中古市場での価値が著しく低下しています。さらに保管に場所を取るほか、季節限定の飾り物であるため、多くの家庭で不要になる可能性が高いです。
このように多くの人が手放したいと考える一方で、新たに購入を希望する人が少ないという需給の不均衡が雛人形の買取を困難にしています。
以前五月人形の査定依頼があったんですが、お断りしました。
縁起物は中古での需要がないんですよ。
著名な作家さんの美術品レベルの物なら別もんなんでしょうが、その手の鑑定眼が無いと無理なもんで、、、(^^;— Tシャツ屋コージ@MAD ANGLER (@JJnanao) June 12, 2017
結果、リサイクルショップや買取業者にとっては仕入れても販売の見込みが立たないため、買取を拒否するケースが多くなっているのです。
雛人形が売れる場所はある?
雛人形の買取は価値のあるものを除くときわめて難しいです。しかし、一部の日本人形の買取を専門とする業者を利用すれば、売れる可能性があります。
とくに注目すべきは日本人形の買取に特化した「COYASH」と、条件付きで引き取りに応じる「福ちゃん」です。
COYASHは作家物や希少価値のある雛人形はもちろん、価値がなかったり他社から断られたりしたものも買取・引き取りしてくれます。一方で福ちゃんは日本人形の買取は行っていませんが、他の買取対象品と併せて売ることで引き取りを行ってくれる可能性が高いです。
ここでは、COYASHと福ちゃんの特徴について詳しく解説します。
①:COYASH(人形全般の買取に対応)
COYASH(コヤッシュ)は、日本人形から西洋人形の買取に特化した専門業者。他社で断られた人形を買取してくれることでも有名な存在です。
査定は専門知識を持った熟練のスタッフが丁寧に行い、適正価格を提示してくれます。
詳細記事
買取可能な人形 | 人形全般(※種類によっては買取できないものもある) |
---|---|
買取方法 | 出張買取のみ |
査定料 | 無料 |
キャンセル料 | 無料 |
査定時間 | 30分~数時間(※量によって異なる) |
②:福ちゃん(条件付きで人形全般の買取に対応)
福ちゃんはフランス人形からビスクドールまで、幅広い西洋人形の買取に強い有名業者。アンティーク系の買取に定評がある、業界では名の知れた存在です。
日本人形は買取対象外ですが、買取対象品と併せて査定に出すと引き取りしてもらえる可能性があります。売却できる骨董品などがある場合は、おすすめの買取業者です。
詳細記事
買取可能な人形 | 人形全般(※日本人形は買取対象品と併せて査定に出すことで引き取りしてもらえる可能性あり) |
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買取方法 |
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査定料 | 無料 |
キャンセル料 | 無料 |
査定時間 | 30分~数時間(※量によって異なる) |
雛人形が売れない場合の処分方法
雛人形が売れない、または引き取ってもらえない場合、処分方法は主に以下の3つです。
- ①:自分で捨てる
- ②:不用品回収業者に依頼する
- ③:人形供養に出す
それぞれ特徴が異なるため、状況に応じて最適な方法を選ぶ必要があります。
ここでは、自分で捨てる、不用品回収業者に依頼する、人形供養に出すの3つの処分方法について詳しく解説します。
①:自分で捨てる
雛人形を自分で捨てる方法は、もっともコストを抑えられる処分方法です。一般的には自治体のルールに従って処分します。
まずは雛人形の材質に応じて分別しましょう。布やプラスチック部分は可燃ごみ、金属部分は不燃ごみとして出せる場合が多いです。
ガラスケースがある場合は、別途処分が必要になることもあります。大きさによっては粗大ごみとして扱われる場合もあるため、事前に自治体の規則を確認することが重要です。
また、クリーンセンターへの持ち込みも選択肢のひとつです。処分費用が発生する場合がありますが、いつでも処分できるのがメリットといえます。
②:不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者への依頼は自分で処分する手間を省ける最善の方法です。ただし、費用が発生するため、予算を考慮する必要があります。
一般的に雛人形1点のみの回収では最低でも3,000~6,000円程度の出張費がかかるほか、1,000~3,000円程度の処分費が必要です。ただし、費用は業者や地域によって異なるため、複数の業者に見積もりを取りましょう。
不用品回収業者を利用するメリットは時間や曜日を気にせず処分できることです。また、雛人形以外の不用品も同時に処分できるため、まとめて依頼すればコストパフォーマンスが向上します。
信頼できる業者を選ぶためにも、評価や料金、対応可能日時などを比較できるサービスを利用しましょう。
③:人形供養に出す
人形供養は雛人形に込められた思い出や感謝の気持ちを大切にしながら処分する方法です。日本各地の神社や寺院で定期的に人形供養が行われています。
供養の方法や費用は場所によって異なりますが、一般的に数千~1万円程度で供養してもらえます。
人形供養のスケジュールは神社などのWebサイトで確認できます。
遠方で足を運べなかったり直接持ち込みが困難だったりする場合は、郵送での供養サービスを利用可能です。Amazonから購入できるサービスを利用すれば、自宅から出なくとも人形供養ができます。
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特徴 | 価格 | |
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人形供養は単なる処分ではなく、雛人形との別れを儀式的に行えます。心の整理をつけやすくなるのが最大のメリットです。
捨てる行為に抵抗がある方は、人形供養を基準に検討するといいでしょう。
まとめ
雛人形は売れる?という疑問について解説しました。
雛人形は縁起物のため、一般的な買取業者には売れない可能性が高いです。しかし、日本人形の専門業者を利用すれば、買取もしくは引き取りしてもらえる確率がアップします。
それでも売れない場合は他の処分方法を検討しましょう。
まだ売却を諦められない場合は、以下の記事も参考にしてみてください。
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