日本人形には魂が宿るって本当?

日本人形には魂が宿るって本当? 人形と供養の基礎知識

日本人形には魂が宿るって本当ですか?日本人形の処分を考えているのですが、何が正解なのかわからないので、わかりやすく教えてほしいです。

この記事はこんな疑問を抱えている方が対象。

筆者はこれまでに沢山の人形供養や遺品整理に携わってきました。

この記事を書いた人
松吉

人形供養がわりと身近な環境で生活をしている松本市民です。これまでに沢山の人形供養と処分・遺品整理に携わってきました。このブログではその経験を包み隠さずシェアしていこうと思います。

【当ブログ記事の信頼性】
①:筆者の人形供養と処分・遺品整理に携わった歴は10年(現在進行形)
②:骨董品収集と取引歴は15年以上
③:人形供養と処分・遺品整理に関する情報を日々リサーチしている

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その経験から言うと、日本人形に魂が宿るという観念はその人の価値観や宗教がつよく影響していると思います。もっと言えば、ここ日本ではヒトガタをしたものには魂が宿るという考えが定着しているため、それを信じている方が多いともいえるでしょう。

この記事では日本人形に魂が宿るとされる理由をはじめ、日本人形の役割や、供養や買取の方法についてまとめました。

日本人形の処分に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

日本人形に魂が宿るとされる理由

日本の伝承や文化では、人形が持つ特別な力に触れた話が数多くあります。

では、日本人形に魂が宿るとされる理由は何なのか。

それは主に以下の3つが挙げられると思います。

  • ①:所有者の念がこもりやすい
  • ②:人形はもともと空っぽなので念が入りやすい
  • ③:人の形をしたものは魂が宿りやすい

ここでは上記3つの理由について解説します。

①:所有者の念がこもりやすい

日本人形に魂が宿るとされる理由としては「所有者の念がこもりやすい」からです。

伝承や文化を見ると、人々は日本人形に対して以下の考えをもっていることがわかります。

  • 手作りの日本人形には制作者や所有者の「念」が強く反映される
  • 長い時間をかけて作られることで、その間に人の気持ちや願い事が吹き込まれる

このように日本人形は、所有者や制作者の心が人形に注がれる過程で、魂が宿ると考えられています。

②:人形はもともと空っぽなので念が入りやすい

日本人形に魂が宿るとされる理由に「人形はもともと空っぽの存在なので念が入りやすい」という考えが見られます。

人形が空っぽであり、念が入りやすいといわれる理由は以下のとおりです。

  • 日本人形は材料が選ばれ、形作られるまで「形なきもの」である
  • 日本人形は空っぽの存在であることから、易々と念が入るとされる

このように日本人形は人々の意志が吹き込まれやすいこともあって、念が入りやすいといわれています。

③:人の形をしたものは魂が宿りやすい

日本人形に魂が宿るとされる理由のひとつに、「人の形をしたものは魂が宿りやすい」という考え方があります。

魂が宿りやすいといわれる理由は以下のとおりです。

  • 日本人形が人の形をしているため、自然と「命」を感じやすい。
  • 顔、手足、服装などが具体的に再現されているため、より「生きている」と感じられる

こうした日本人形の特性から、人々は人形に魂が宿ると信じるようになったといわれています。

日本人形には魂が宿るのか?

この項目では筆者の見解を述べます。
つまり、正解を述べているわけではないのでご了承ください。

私が思うに、日本人形には魂が宿ると思っています。

これは前項でも解説したように所有者の「念」が入り込むと考えているためです。どこまでもオカルト的な思考になりますが、念と日本人形の役割に注目すると”ただの人形”とは思えなくなります。

事実、私は日本人形関連で不思議な体験をいくつかしています。

SNSで同テーマに関する投稿を検索してみると

といった声があふれています。

とはいえ、逆の声があるのも事実です。

結局のところ、日本人形に魂が宿るかどうかはその人の価値観や宗教につよく影響されると思います。

かんたんに言ってしまえば「信じるか信じないかの世界」です。

私は信じる派ですが、だからといって日本人形の処分は供養がベストというタイプではありません。その人が思う最善の処分方法こそが、ベストという考え方です。

これに関しては以下の記事でまとめていますので、よかったらチェックしてみてください。

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そもそも日本人形の役割は何?

日本人形はもともと、祭りや神事、装飾としての役割を担っていました。

もちろん、その目的や役割については諸説ありますが、日本人形の一般的な役割は「子供を災厄から守る存在」といえます。

つまり、日本人形は特定人物の身代わりです。
いわば御守りと一緒で、1人につきひとつ(1体)が基本とされています。

日本人形の処分は「人形供養」が定番

先述したように日本人形は、災厄から身を守ってくれる存在です。

したがって日本人形が役目を終えたり、古くなって保管場所がなくなったりした場合は、一般的な方法として「人形供養」を行うのが定番といえます。

そのは方法は以下のとおりです。

このように人形供養にはいくつかの方法が存在します。

人形供養のメリットは、身代わりになってくれた日本人形の魂を天に上げられることと、感謝の意を伝えられることです。したがって、処分に対する罪悪感が生まれません。

ただし、人形供養は基本的にお焚き上げもセットになるので、依頼した日本人形は焼却されます。

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人形供養にこだわりがないなら「買取」がおすすめ

人形供養にこだわりがない場合は、日本人形を美術品として扱うのも良いことです。特に価値のある日本人形は、買取業者に依頼することで以下のメリットが得られます。

  • ①:ガラスケースなどの付属品をまとめて買取してもらえる
  • ②:高価買取が実現する可能性も
  • ③:出張買取を利用すれば手間いらず

もし、これらのメリットに興味がある方はこのまま読み進めてみてください。

日本人形の処分は人形供養のみが正解というわけではありません。

①:ガラスケースなどの付属品をまとめて買取してもらえる

日本人形を買取してもらうと、以下のメリットがあります。

  • ガラスケースや台座などの付属品も一緒に買取してもらえる
  • 付属品があると買取価格が高くなる可能性がUP

人形供養は基本的に人形本体のみが対象。
つまり、付属品は自分で処分しなければなりません。

しかし、買取業者に依頼すれば付属品をまとめて売却できるだけでなく、付属品が日本人形の価値を高めるので高価買取してもらえる可能性が高まります。

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②:高価買取が実現する可能性も

日本人形は価値のあるものだと、高価買取が実現する可能性が高くなります。

  • 作家が手掛けた希少なものや古い人形は高価買取が実現しやすい
  • 状態が良ければ、さらに買取価格が上がりやすい

人形の買取相場は以下のとおりです。

買取相場額
日本人形
(五月人形・市松人形・御所人形・雛人形など)
20万円前後
有名作家がつくった人形
(人間国宝・平田郷陽など)
500万円前後
有名作家が作ったフランス人形
(ジュモーなど)
500万円前後

ただし、一般的な人形に関しては値段がつかないものがほとんど。

その理由はいたって単純で、ここ日本には縁起物を使いまわす文化がないからです。したがって、日本人形を中古で販売しても売れない⇒業者は買取をしないケースが多いといえます。

しかし、日本人形の買取を専門とする業者なら買取してくれる可能性が高いです。

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③:出張買取を利用すれば手間いらず

日本人形の処分は出張買取を利用することで、手間がほとんどかかりません。

  • 宅配買取や出張買取を利用することで、手間をかけずに買取してもらえる
  • その場で現金化できる
  • 鑑定士と交渉できる
  • 日本人形の数が多い場合におすすめ
  • 希少な日本人形を所持している場合にもおすすめ

このように買取は人形供養とは異なり、処分がスムーズなだけでなく現金化もできます。

買取に興味がある方は、ぜひ専門業者の無料査定を利用してみてください。

おすすめの専門業者については、以下の記事でくわしく解説しています。興味がある方はぜひチェックしてみてください。

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日本人形と魂に関するQ&A

ここでは日本人形と魂に関するQ&Aをまとめました。

Q1:日本人形に魂が宿ることは悪いことなの?

A:日本人形に魂が宿ることは、必ずしも「悪」とは言えません。

それは文化や信念によるもので、悪しきものとは限らないからです。

Q2:日本人形を処分する際は供養を済ませた方がいいですか?

A:日本人形を処分する際は、人形供養を行うことで人形に宿ったとされる「魂」を天に上げることができます。

そのため、日本人形を空っぽの状態にしたいのであれば、人形供養をすべきでしょう。

Q3:他人からもらった日本人形はどうすればいい?

A:他人からもらった日本人形は、魂がすでに宿っている可能性があります。

人形供養をされているなら問題ないと思いますが、詳細が不明な場合で気分的に落ち着かないのであれば、いちど人形供養(魂抜き)をしてもらうのがいいでしょう。

まとめ

日本人形には魂が宿るといわれています。
したがって、処分を検討する際は「人形供養」と「買取」のメリット・デメリットを把握しましょう。

処分に正解はありません。
あなたが思う理想の処分こそがベストです。

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