「七福神の人形は縁起物だから粗末に扱えない」と、押し入れで眠らせたままになっていませんか。
七福神人形は本来、人々に幸福をもたらす存在です。そのため、処分に罪悪感を抱く人は珍しくありませんが、感謝を込めれば手放し方に決まりはありません。
この記事では、七福神人形の処分方法5選と関連情報を詳しく解説します。自分に合った方法を見つければ、空間も気持ちもスッキリ整理できます。
処分方法で困っている方は、ぜひ最後までお読みください。
記事のポイント
- 自治体の分別ルールに沿った正しい廃棄法
- 供養施設で行う正式な送り出し方
- 手間をかけずに処分できる便利なサービス
- 必要としている人へ繋ぐ寄付の手法
- 状態が良ければ換金可能な選択肢
七福神人形の処分方法5選
- 自治体のゴミに出す
- 人形供養
- 不用品回収サービスを利用する
- 寄付
- 買取業者を利用する
自治体のゴミに出す
七福神人形を一般廃棄物として処分する場合は、素材ごとの分別が基本です。
陶器製は不燃ゴミ、木彫り品は可燃ゴミとして扱われる自治体が多く、サイズによっては粗大ゴミ扱いになるケースもあります。したがって、公式サイトを閲覧するなどして事前に確認しておきましょう。
例えば、東京都23区の場合、辺長30cm超の物は粗大ゴミ受付センターへの申し込みが必要です。
ご家庭内でご使用になった家具など、一辺の長さが概ね30センチメートル以上のものは粗大ごみになり、粗大ごみ受付センターに申込みのうえ有料での収集となります。
参照元:粗大ごみ|墨田区
確実に回収してもらうためにも、ルールに則ったゴミ出しをしてください。
人形供養
神社やお寺で定期的に開催される人形供養祭を利用すれば、七福神人形を清らかな気持ちで処分できます。
人形供養は、神職や僧侶が読経で魂を鎮めてくれます。捨てたり売ったりすることに罪悪感がある場合は、お焚き上げ供養を選ぶのが最善です。
供養料は3,000〜5,000円が相場ですが、なかには無料で受け付けてくれるところもあります。
最近では、自宅に居ながらお焚き上げができる郵送供養サービスが人気です。Amazonなどから購入できるほか、好きなタイミングで注文と発送ができます。
おすすめの人形供養宅配サービス
特徴 | 価格 | |
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| 13,000円 |
想い出BOX【箱なし】 大切な方の想い出の品々をお焚き上げします。遺品整理 人形供養 お焚き上げ 供養 断捨離 |
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【花月堂】らくらく人形供養パック |
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神社やお寺に行くのが難しい方や、対面をしたくない方におすすめです。
不用品回収サービスを利用する
七福神人形の処分には、不用品回収サービスの利用も有効です。ダンボール詰めでまとめて処分できる業者を選べば、その他不用品もまとめて処分できます。
ただし、悪徳業者が存在するため、古物商許可証の有無を確認し、複数社から見積もりを取ることが大切です。
業者を選ぶ際は、複数社をじっくり比較して最適なところを選ばなければいけません。しかし、比較はきわめて重要ですが、かなり面倒な作業でもあります。
そんな時に重宝するのが、一括見積コンシェルジュです。
一度の申し込みで複数の見積もりを受けられるほか、各社を比較して、信頼性や価格などを検討できます。したがって、ニーズに合った業者を選ぶことが可能です。
筆者が一括見積コンシェルジュをおすすめする理由は、5つあります。
- 手続きが迅速
- 急な依頼にも対応してくれる
- それぞれの業者に見積もりを依頼する手間が省ける
- 適正価格で依頼できるようになる
- 無駄な出費を防げる
不用品の回収だけでなく、ハウスクリーニングや遺品整理にも対応しているので、処分するものがいくつかあるならお得に利用できます。
具体的な内容を知りたい方は、公式サイトを確認してみてください。
寄付
七福神人形の処分には、寄付も含まれます。福祉施設や児童館などに提供すれば、新しい命を吹き込むことができるでしょう。
寄付する前には受け入れ可否を確認し、汚れや破損がある場合はクリーニングしてから送付してください。候補はインターネットで検索すれば、簡単に見つけられます。
見つからない場合は、自治体に受け入れ先がないか相談してみましょう。意外にもあっさりと寄付先が見つかる場合があります。
買取業者を利用する
七福神人形に価値がありそうなら、買取業者を利用するのも有効です。江戸時代の古物や高級象牙製など、美術的価値があるものは買取してもらえる可能性があります。
状態が良いものなら、1体5,000円から売却できるかもしれません。ただし、大量生産された現代品の需要はきわめて低く、ほとんどが買取に至りません。
また、縁起物は買取されにくいので、可能性を高めたいなら福ちゃんを利用する方法を試してみてください。詳細は以下の記事で解説しています。
≫ 日本人形を買取・引き取りしてもらうコツ|口コミにもない査定の裏技と手順を紹介
七福神人形の処分に関する情報
- 大黒様の置物の手放し方
- 陶器の置物の処分の仕方
- 縁起物は捨ててもいい?
- 像の手放し方
大黒様の置物の手放し方
米俵を持った大黒天像は、陶器製が多く流通しています。ゴミとして出す場合は、不燃ゴミとして回収してもらえます。
ただし、自治体によってルールは異なるため、大型像や特殊な素材が混ざっているものは、事前に確認したほうがいいでしょう。
金属製の小槌が付属している場合は分解して分別、漆塗り製品は有害物質を含むため自治体の指示に従います。価値がありそうなら、買取業者の利用を検討していいかもしれません。
陶器の置物の処分の仕方
陶磁器製の七福神人形は破砕処理が必要なため、多くの自治体では不燃ゴミに指定されています。
ゴミに出す場合は新聞紙に包んで「キケン」と表示し、ゴミ収集員がケガしないよう配慮してください。有田焼など美術価値のある物は、専門機関への寄付を検討するか、買取業者を利用するといいでしょう。
あまりに状態が悪く、壊れかけている者に関しては廃棄か人形供養(陶器製に対応してくれるところ)を基準にするべきです。
縁起物は捨ててもいい?
縁起物の処分に明確なルールはありません。したがって、方法は自由に選択して大丈夫です。
ただし、物を粗末に扱うのは悪しき行為という考え方があるためか、多くの人は人形供養(お焚き上げ)を選びます。この方法なら罪悪感を抱かずにお別れができるためです。
縁起物の処分方法は自由ですが、譲ったり捨てたりすることに抵抗があるなら、人形供養を選ぶのが最善といえるでしょう。そうしないと、不安や後悔を一生背負いながら生活しなければいけません。
像の手放し方
七福神像にはさまざまな種類がありますが、台座付きの大型像は分解して処分すると効率的です。木製台座は可燃ゴミ、石造り基盤は不燃ゴミとして分別しましょう。
ただし、金箔加工部分が剥がれている場合は、産業廃棄物扱いになる地域もあります。自治体の廃棄物分別について必ず確認してください。
像に価値がありそうなら、買取業者に査定を依頼してみてください。捨てるのは結果を知ってからでも遅くありません。
まとめ:七福神人形の処分方法は自由に決めていい
この記事をまとめます。
- 自治体ルール確認が安全廃棄の第一歩
- 供養は心理的ケアとして有効な選択肢
- 再利用可能な状態なら社会貢献に繋がる
- 高価買取は状態と付属品がカギ
- 縁起を気にしすぎず自分に合う方法を選択
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