ビスクドールとフランス人形の違いがよくわかりません。両者は呼び方が違うだけで一緒の西洋人形になるのでしょうか?
この記事はこんな疑問を抱えている方が対象。
筆者は趣味で西洋人形を収集するほか、歴史を読み漁っているひとりです。
結論からいうと、ビスクドールとフランス人形は似ているようで若干違う西洋人形です。よく混同される両者ですが、生まれた時期やターゲットがやや異なります。
そして、両者はコレクターたちから大人気の骨董品。
有名ブランドの作品になると、数百万円の値段がつきます。
この記事でわかること
- ビスクドールとフランス人形の特徴
- 両者の買取相場
- 両者の正しい処分の仕方
それぞれの違いと処分について知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
ビスクドールとフランス人形の違い
ビスクドールとフランス人形の違いは主に以下です。
- 生まれた時期
- ターゲット(顧客)
その他に関しては酷似していている部分が多く、混同されるケースは珍しくありません。
では、ビスクドールとフランス人形の違いは何なのか。
ここでは両者の特徴をくわしく解説します。
ビスクドールの特徴
ビスクドールは19世紀にフランスやドイツで作られた陶器製の人形。
テレビでジュモーのビスクドールやってた。とても良い。 pic.twitter.com/cks9pyHkCn
— 恐怖!ネコ。 (@turuya4) May 16, 2021
ターゲットは子どもがメインで、主にその遊び相手や観賞用の品として人気がありました。
特徴は瞳はガラス製で、化粧や髪型にも凝ったデザインが施されている点です。
フランス人形の特徴
フランス人形は14世紀に登場した、幼女の姿をした人形(幼女以外もある)。
幼少期に家にあったアクリルケースに入った謎のフランス人形
お嫁さんと話したらやっぱりあったらしい
子供ながら怖かった😱
流行りだったのかな
おじさんあるある? pic.twitter.com/8Xax39A9Yu— 龍ちゃんラーメン (@ryuchan_ramen) January 31, 2024
ターゲットは富裕層がメイン。
最先端の服装を着せた人形が多いことで知られています。
特徴は木や土などで作られたボディに、ガラス製の眼と彩色された肌を持っている点です。
ビスクドールとフランス人形の買取相場
ビスクドールとフランス人形の買取相場は以下のとおりです。
ビスクドール | 数千~数万円 (有名ブランドの貴重なものは数百万円) |
フランス人形 | 30,000~80,000円前後 (価値のあるものは数十万円) |
いずれも古くて貴重なものは、高価買取されやすいです。
しかし、現実は偽物が多く出回っているので、本物だと思って鑑定してもらっても値がつかないケースがあります。
いずれにしても、本物なら相応の価格がつくと思っていいでしょう。
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ビスクドールとフランス人形の正しい処分の仕方
ビスクドールとフランス人形は、偽物があふれているものの本物が実在します。
したがって、むやみに捨てたり譲ったりするのは非常にもったいない行為です。
両者の一般的な処分方法としては、以下の2つがあげられます。
- 人形供養
- 買取
誰かに譲ったり売ったりする行為に罪悪感があるなら「人形供養」一択です。
しかし、そうでない場合は価値に見合った現金化ができる「買取」がおすすめ。
とはいえ、処分の仕方は人それぞれです。
具体的な処分方法については、以下の記事でくわしく解説しています。
興味がある方はチェックしてみてください。
ビスクドールとフランス人形に関するQ&A
ビスクドールとフランス人形に関するQ&Aについてまとめました。
情報収集や問題の解決にお役立てください。
Q1:ビスクドールと球体関節人形の違いは何ですか?
A:ビスクドールと球体関節人形の違いは、以下のとおりです。
ビスクドール | 陶器が素材 |
球体間接人形 | 肘・膝などの関節が球体構造になっている |
見分け方は特に難しくありません。
Q2:ビスクドールのアンティークドールについて教えてください
A:ビスクドールのアンティークドールは、19世紀に作られたものを指します。
それ以降に作られたビスクドールは、リプロダクトドール(人形作家によって作られたもの)です。
まとめ
ビスクドールとフランス人形の違いについて解説しました。
重要なポイントをおさらいします。
- ビスクドールとフランス人形の違いは「生まれた時期」と「ターゲット」
- 古くて貴重なものほど値段が高くなる
- 一般的な処分方法は「人形供養」と「買取」
西洋人形にはさまざまな種類があり、詳細が明らかになっていない人形もあります。
そういった歴史を個人的に紐解くのも、楽しみ方のひとつかと。
ビスクドールとフランス人形をもっと楽しみましょう。
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