お札を返納したいものの、正しい包み方がわからず困っていませんか。
多くの人が「白い紙で包むべき」「のし袋が必要」などと曖昧な知識を持ちながら、実際の作法を正確に知らないのが現状です。しかし実際のところは、神社やお寺によって異なります。
したがって、包み方を把握したい場合は事前に問い合わせましょう。
この記事では、お札を返納する際の包み方や関連情報を詳しく解説します。正しい知識を身につければ、神様への感謝を適切に伝えながら、気持ちの良い返納ができるはずです。
記事のポイント
- 神社やお寺ごとに返納方法が異なるため事前確認が必須
- 白い紙で包むのが基本だが地域によっては不要な場合も
- 郵送返納の場合は送付方法に細心の注意が必要
- 手軽に済ませたい場合は郵送供養サービスが有効
お札を返納する際の包み方
- 神社やお寺に問い合わせて確認すべき
- 白い紙に包む必要はある?
- 郵送する際のやり方と書き方
- 自宅で処分する方法
- 作法を気にせず処分したいなら郵送供養サービスがおすすめ
神社やお寺に問い合わせて確認すべき
お札の返納方法は、神社やお寺によって異なります。白半紙での包装を必須としているところもあれば、簡素な封筒で受け付けるところまでさまざまです。
したがって、事前に電話で「お札の返納方法(包み方)を教えてください」と問い合わせるのが確実です。
インターネットには包み方に関する情報がいくつか投稿されていますが、いずれもすべての神社やお寺に通用するものではありません。確かな情報が得たいなら、問い合わせて確認すべきです。
白い紙に包む必要はある?
神様への敬意を表す意味で、お札を白い紙や半紙で包む作法があります。これは伝統的なものですが、近年は簡略化が進み、無地の封筒で受け付けるかそのまま受け取るところが増えています。
作法を重んじる方は、白い紙に包んで返納しているようです。
>そのときに、御守りは、袋に入れたまま返納で大丈夫でしょうか?
ひとつひとつ白い紙に包むかまとめて白い紙袋に入れる。周りを見ると気にしてない人も多いですね参照元:Yahoo!知恵袋
しかし、包み方は直接確認したほうがいいという方もいます。
返すところに直接聞いた方がいいです。遠慮せずに聞いてください。曖昧な回答を真に受けて後悔するかもしれません。
参照元:Yahoo!知恵袋
失礼のない返納をするためにも、神社やお寺に問い合わせるのが最善といえるでしょう。
郵送する際のやり方と書き方
お札を郵送で返納する場合は、封筒の表には「御札返納」と朱書きし、住所と氏名を記載します。中身が透けて見えないよう、半紙で包むと尚良いです。
神社やお寺に感謝の意を伝えるためにも、お礼の手紙を添えましょう。
■ 文章例(神社)
お焚き上げ希望です。おかげさまで心願成就いたしました。ありがとうございました。お守りを返納させていただきます。■ 文章例(お寺)
焼納希望です。1年間お守りいただき、ありがとうございました。お守りを返納させていただきます。
切手代は自己負担ですが、書留便を使うと紛失リスクを軽減できます。送付前に、到着予定日を伝えておくといいかもしれません。
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自宅で処分する方法
やむを得ず自宅で処分する場合は、お札を塩で清めてから処分します。
まずは清潔な白い布の上にお札を置き、感謝の気持ちを込めて一礼します。次に、お札を細かく切り刻み、他の紙ゴミと混ざらないよう区分します。
最後に、半紙で包んで可燃ゴミに出しましょう。
自宅での処分に不安がある場合は、郵送供養サービスを検討してみてください(後述)。
作法を気にせず処分したいなら郵送供養サービスがおすすめ
手間をかけずに確実に処分したい方には、郵送供養サービスが便利です。「みんなのお焚き上げ」などのサービスは、お札を送るだけで神社やお寺がお焚き上げをしてくれます。
1,600円程度から利用でき、複数個まとめて送れるほか、自分の好きなタイミングで依頼できます。
作法で気が重くなってしまう方や、対面での返納を避けたい方に最適です。
おすすめの人形供養宅配サービス
特徴 | 価格 | |
「みんなのお焚き上げ 」 |
| 1,650~13,000円 |
想い出BOX【箱なし】 大切な方の想い出の品々をお焚き上げします。遺品整理 人形供養 お焚き上げ 供養 断捨離 |
| 5,000円 |
【花月堂】らくらく人形供養パック |
| 約2,000円~20,000円 |
筆者もよく利用しているので、興味を持った方は各サービスをチェックしてみてください。
お札を返納する際の包み方に関する情報
- 違う神社に返すときはどうしたらいい?
- 返す際の金額はいくら?
- 神社への返納時期
- 厄払いのお札を返す場合の金額
違う神社に返すときはどうしたらいい?
お札を授かった神社と異なる場所に返納する場合は、事前に受け入れが可能か確認が必要です。筆者の経験上、神社の多くは他所のものでも受け付けてくれます。
ただし、厄払いや交通安全など特定の祈祷をしたお札は、断わられる可能性があります。特殊なものに関しては、できるだけ授かった神社に返納しましょう。
遠方で足を運べない場合は、近くの神社で供養してもらえるか問い合わせてみてください。
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返す際の金額はいくら?
お札の返納自体に費用はかかりませんが、お気持ちを添えるのがマナーです。
お気持ちの目安は、500~1,000円ほどです。
初穂料と同じ金額を包む人もいますが、経済状況に応じて調整して構いません。現金は白封筒に入れ、初穂料もしくは御礼と表記しましょう。
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神社への返納時期
お札を神社へ返納する時期は、新しいお札を授かるタイミングが最適です。正月の松の内(1月7日頃)までに返すのが伝統ですが、近年は通年受け付けるところが増えています。
どんど焼き行事がある神社では、1月15日前後にまとめて処分する傾向です。したがって、同時期までに返納するといいでしょう。
タイミングが合わない場合は、足を運べるときに社務所または返納所に返納するか、郵送供養サービスを利用しましょう。
厄払いのお札を返す場合の金額
厄払いのお札を返す際のお気持ちは、通常のお札よりやや高めが望ましいです。
購入した時と同じ金額を目安にするといいでしょう。
金額に厳密な決まりはありません。大切なのは、厄除けの加護への感謝の気持ちです。
経済的に難しい場合は、参拝時に丁寧にお礼を述べるだけでも十分といえます。
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まとめ:お札を返納する際の包み方は問い合わせて確認すべき
この記事をまとめます。
- 返納方法は各神社・お寺によって異なるため必ず確認
- 白い紙や封筒での包装が基本だが簡略化も進んでいる
- 郵送返納では書留便を使用し到着日を事前連絡
- 自宅処分は塩清めと細かい裁断がポイント
- 郵送供養サービスなら作法を気にせず確実に処理可能
- お気持ちの金額は500~1,000円が相場
- 厄払いのお札返納は通常よりやや高額が望ましい
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