
人形供養について色々と調べているのですが「供養」と「処分」の違いがイマイチわかりません。それぞれの目的や方法について詳しく教えてほしいです。
結論から言うと、人形供養と処分の違いは次のとおり。
- 「人形供養」
⇒人形に感謝を伝え、魂を抜いて天に返す儀式のこと - 「処分」
⇒供養の有無にかかわらず人形を手放す・処理すること
人形供養において知識がない方は、この供養と処分を混同しがちです。
したがって、雛人形などの身代わりとなってくれた人形に関しては人形供養をおこなう必要があると言えます。
この記事では、松本市において人形供養歴がそれなりにある私が、人形供養と処分の違いについて詳しく解説していきます。
人形供養の基本を把握したい方は、ぜひご覧ください。
人形供養と処分の違い
冒頭でも説明しましたが、人形供養と処分の違いは次のとおりです。
- 「人形供養」
⇒人形に感謝を伝え、魂を抜いて天に返す儀式のこと - 「処分」
⇒供養の有無にかかわらず人形を手放す・処理すること
それぞれ方法(ゴール)も異なります。
- 「人形供養」
⇒神社仏閣に人形を渡してお焚き上げまでしてもらう方法もあれば、人形供養(魂ぬき)だけしてもらって人形自体は自ら処分する方法もあります。 - 「処分」
⇒家庭ごみとして処理する方法をはじめ、不用品と回収してもらう方法、買取業者に売却する方法などがあります。
このように供養と処分は目的も違えば方法も違います。
人形をどう手放すかは、所有者の考え次第です。
人形供養の一般的な方法
人形供養の一般的な方法は次のとおりです。
- ①:自分で人形供養する
⇒あくまで簡易的な人形供養を自分でおこなう方法です。 - ②:人形供養祭に参加する
⇒人形供養祭は魂抜きからお焚き上げまでを行ってくれます。 - ③:寄付する
⇒人形を市や団体などに寄付します。
もっと確実なのは②の「人形供養祭に参加する」です。
①の「自分で人形供養をする」は成功したかどうかがわかりません。③についてはもっとも簡単な方法ですが、人形供養をしてもらえるかどうかは疑問と言えます。
したがって、たしかな人形供養をお願いしたいなら人形供養祭に参加するか、神社仏閣などの然るべき場所にお願いしましょう。
自宅から簡単に人形供養ができる「お焚き上げパック」
人形供養を自宅にいながら簡単に実現したい場合は、Amazonで購入できる「人形供養パック」がおすすめです。
利用手順はとても簡単。
- ①:Amazonで「人形供養パック」を購入します。
- ②:自宅に専用キットが到着するので、供養する人形を詰めます。
- ③:梱包が済んだら宅配便に引き渡します。
- ④:人形は神社で丁寧にお焚き上げ供養されます。
- ⑤:人形供養が完了すると自宅に「供養証明書」が届きます。
このように「人形供養パック」は、まるで宅配買取のような手軽さ。もちろん信頼と実績は伴っているので、安心して利用できます。
人形供養をストレスなく確かに実施したい場合は、ぜひ検討してみてください。
人形処分の一般的な方法
人形処分の一般的な方法は次のとおりです。
- ①:ゴミとして処分する
- ②:ネットオークションやフリマアプリに出品する
- ③:リサイクルショップや専門業者に買取してもらう
罪悪感や後のトラブルを抱えたくないのであれば、いずれの方法もかならず供養を済ませておくべきです。
魂をぬいた人形であれば、不安を抱えることなく処分できます。
もちろん人形供養に対する考えは人それぞれなので、魂ぬきが必須とは断言しません。しかし、少しでも処分に抵抗感があるのなら、供養を済ませることをおすすめします。
以上を踏まえながら、これから紹介する3つの方法を検討してみてください。
①:ゴミとして処分する
人形は可燃ゴミとして処分することが可能です。
注意点としてはゴミ出しのルールに従うことと、パーツによっては燃えないゴミに分類されるのでしっかりと分別しましょう。
ゴミとしての処分は、もっとも簡単な方法といえます。
人形を捨てることに罪悪感がないのであれば、おすすめといっていいでしょう。
②:ネットオークションやフリマアプリに出品する
人形はネットオークションやフリマアプリに出品することができます。
価値のある人形は高値で売却できますが、需要のない人形は一向に売れない可能性も。人形をはじめ、不用品をまとめて処分したい場合はおすすめの方法です。
ただしネットオークションもフリマアプリも、個人間でのやり取りになります。コミュニケーションが苦手だったり、取引が面倒くさかったりする人は別の方法を選ぶべきでしょう。
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③:リサイクルショップや専門業者に買取してもらう
人形の処分にできるだけ手間をかけたくない場合は、リサイクルショップや専門業者に買取してもらいましょう。
特に人形の買取につよい専門業者は、出張買取や宅配買取が無料で利用できるだけでなくキャンセルしても手数料がかかりません。つまり、買取価格に満足できれば売ればいいし、そうでないならキャンセルすればOKです。
おまけに専門業者は高価買取を期待できます。
人形買取で実績のある【バイセル】が公表している相場は以下のとおり。
買取相場額 | |
日本人形 (五月人形・市松人形・御所人形・雛人形など) | 20万円前後 |
有名作家がつくった人形 (人間国宝・平田郷陽など) | 500万円前後 |
有名作家が作ったフランス人形 (ジュモーなど) | 500万円前後 |
一般的な人形は値段がつかないものもありますが、価値を見出せる人形は数万~数十万円で買取されているようです。
興味がある方は、ぜひ以下の専門業者の無料査定を利用してみてください。
当ブログおすすめの買取業者3選
特徴 | 査定 | |
【バイセル】 |
| 無料 出張査定OK |
美術品買取専門店【獏】 |
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骨董品買取こたろう |
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人形供養と処分に関するよくある質問
最後に人形供養と処分に関するよくある質問を紹介します。
- Q1:人形供養をしないで処分した場合どうなる?
- Q2:人形は売却しても大丈夫なの?
- Q3:遺品整理業者に依頼した場合、人形供養はしてくれる?
上記3つが気になる方は、ぜひ参考にしてください。
Q1:人形供養をしないで処分した場合どうなる?
A:これは非常に難しい問題です。
人形供養に無関心な方であればそのまま処分しても問題ないですし、供養しないと罪悪感があるという人は一連の儀式が必要かもしれません。
要するに人形供養に対する考え方によって答えはそれぞれ違うので、直感に従うのがベターと言えるでしょう。
Q2:人形は売却しても大丈夫なの?
A:こちらも人形供養に対する考え方に従うべきだと思います。
ただし、雛人形などの身代わりとなる存在としては1人につき1人形が一般的なので、他人に売却する行為は不適切と言えます。
雛人形について

供養をすませている人形に関しては、どう処分しようとその人の自由です。したがって、売却という手放し方も候補に入れていいのではないでしょうか。
Q3:雛人形を無料で処分する方法をおしえて
A:雛人形を無料で処分する方法は以下のとおりです。
- ①:ゴミとして処分(自治体)
- ②:リユースする
- ③:寄付する
上記のほかにも、雛人形を売却してもいいという考えなら「買取」も選択肢のひとつになります。
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まとめ
人形供養と処分は目的も方法も違います。
どういったゴールを目指すかは、その人の考え方次第かと。
人形供養についてもっと理解を深めたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

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