
人形のお祓いを神社でお願いしたいと考えているのですが、どういった手順で進めればいいのかわかりません。また、お祓い後の人形の処分についても詳しく教えてほしいです。よろしくお願いします。
この記事は上記の悩みを抱えている方が対象。
筆者はこれまでに沢山の人形供養と処分にたずさわってきました。
その経験から言うと、人形のお祓いはできるだけ有名なところにお願いするのがベストかと。その理由は精神的にもっとも落ち着くことと、何より信用できるためです。
人形を神社でお祓いするための手順は、以下のように難しくありません。
- ①:お祓いに対応している神社をさがす
- ②:神社に問い合わせる
- ③:お祓いをしてもらう
ただし、重要になるのはお祓いを確実にしてくれる神社を選ぶことと、お祓い後の人形の処分になります。
この記事を読めば、以下のことがわかります。
- 人形を神社でお祓いするまでの具体的な流れ
- 納得のいくお祓い後の人形の処分
- その他、人形を神社でお祓いする場合の知識
人形のお祓いと処分に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
人形を神社でお祓いする手順
人形はここ日本で古くから精霊が宿るという考えられてきました。そのため、大切に扱われてきた人形を処分する場合は、神社でお祓いするという方法が一般的です。
人形を神社でお祓いするための手順は以下のとおり。
- ①:お祓いに対応している神社をさがす
- ②:神社に問い合わせる
- ③:お祓いをしてもらう
人形はお祓いを行うことで、宿っていた精霊が無事に送り出され、人形自体も安心して処分できると言われています。
たしかなお祓いを実現させるためにも、上記3つの手順を深く理解しましょう。
①:お祓いに対応している神社をさがす
人形のお祓いは神社が定番といえますが、すべての神社が対応しているわけではありません。したがって、まずはお祓いを行ってくれる神社をさがすことから始めましょう。
お祓いをしてくれる神社を探す際のポイントは、以下のとおりです。
- 神社の公式サイトやパンフレットでお祓いに対応しているか確認する
- 人形のお祓いで有名かどうかリサーチする
- 不明な点があれば神社に直接連絡して確認する
- 地域の行事や伝統を尊重して、地元の神社を選ぶこともおすすめ
- 費用を優先して選ぶと失敗する可能性がある
結局のところ、人形のお祓いは神社がどれだけ実績と信頼を兼ね備えているかです。依頼しても問題ない神社をピックアップし、安心してお祓いしてもらえるところを選びましょう。
ただし、費用だけで選ぶと納得のいく結果が得られない場合もあります。
基本的には信頼と実績で比較しましょう。
②:神社に問い合わせる
人形のお祓いに対応している神社を見つけたら、次は具体的な手順や費用、日程などを神社に問い合わせるステップに移ります。
この時、以下のポイントを確認するとスムーズです。
- お祓いを依頼する際の必要書類
- お祓いの日程と費用
- お祓いを行うために必要な持ち物
上記は神社によって大きく異なります。
あくまで目安なので、詳細は依頼を検討している神社に問い合わせて確認してください。
不明な点はすべて尋ねるようにしましょう。
そうすることで、利用者と神社の間に誤解がうまれません。
③:お祓いをしてもらう
神社に問い合わせて必要な手続きを終えたら、指定された日に神社でお祓いをしてもらいます。
お祓いの手順は神社によって異なるので、一概に言えません。とはいえ、神職によって執り行われ、人形の精霊を安らげること、お祓いをすることは変わらいないかと。
筆者の経験上、人形のお祓いで有名な神社ほど安心感が得られます。
やはり歴史が長く実績のあるところは格別だと思いました。
お祓いをした後の人形処分の仕方3選
神社でのお祓いが終わった後は、人形の処分方法を選びます。
その主な処分の仕方としては、以下の3種類です。
- ①:人形供養
- ②:買取
- ③:寄付
それぞれメリット・デメリットがあるので、まずはどういった特徴をもっているのか把握しましょう。
①:人形供養
人形供養は、お祓いを受けた人形を供養する方法です。
要点は以下のとおり。
- 人形供養をしてくれる施設は全国各地にあり、神社や寺などが中心
- 人形供養を行うと人形はお焚き上げ(焼却)されることが多い
- 費用は施設により異なるが、一般的には数千円から数万円が目安
お祓いを依頼する人のほとんどは、お焚き上げもかねて依頼します。
したがって、人形のお祓いと同時に処分もまとめて行ってほしい場合は、人形供養を選ぶといいでしょう。
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②:買取
買取はお祓いを済ませた人形を専門業者に売却する方法です。
要点は以下のとおり。
- 買取価格は人形の種類や状態、需要によって異なる
- 買取業者によっては宅配や出張買取を利用できる
- 人形の処分と現金化がスムーズ
お祓いを済ませた人形を売却したい場合は、買取業者への依頼がもっともおすすめです。
価値のある人形は高価買取される可能性があります。
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③:寄付
寄付はお祓いを済ませた人形を、誰かにあげる・譲る方法です。
要点は以下のとおり。
- 寄付の一般的な候補は「学校」「自治体」「博物館」
- 寄付が実現したい場合、送料を自己負担することが多い
- 自分が大切にしてきた人形が新たな場所で活用される
お祓いした人形を引き続き大切にしてほしい場合は、寄付を第一に検討するといいでしょう。
ただし、寄付は相手の承諾が得られないことには成立しません。話し合いは明確なゴールを設けて行ってください。
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お祓い後の人形を処分する決め手
神社でお祓いを終えた人形をどう処分すべきか。
これは非常に難しい問題です。
ここでは処分を決めるうえでの以下のポイントを3つ提案します。
- ①:処分に罪悪感があるなら「人形供養」
- ②:すぐに処分したい・現金化したいなら「人形買取」
- ③:誰かにこの先も大切に使ってもらいたいなら「寄付」
上記を参考に、自分の状況や気持ちにもっともマッチする方法を選んでください。
①:処分に罪悪感があるなら「人形供養」
人形に対する感謝の気持ちや、処分することへの罪悪感が強い場合は、人形供養がおすすめです。
人形供養は人形への感謝の気持ちを伝え、魂を抜いて天に上げることができます。それに依頼者が心の整理をつけられるので、人形をお焚き上げしても構わないのであれば人形供養を選ぶといいでしょう。
なお、最近は神社に依頼しなくてもAmazonでキットを買って供養する方法もあります。時間に余裕がない方は検討してみてください。
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②:すぐに処分したい・現金化したいなら「人形買取」
お祓いを済ませた人形を売却したい場合や、現金化したい場合は買取がおすすめです。
人形の買取につよい専門業者を選べば、人形の種類や状態に応じて適正な買取価格をつけてくれます。場合によっては売れないものや価格がつかないものもありますが、人形に価値がありそうな場合は無料査定をしてみるといいでしょう。
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③:誰かにこの先も大切に使ってもらいたいなら「寄付」
お祓いした人形をこの先も大切に使ってほしい、または社会貢献したいと考えるなら、寄付がおすすめです。
寄付することで、自分が大切にしてきた人形を新たな場所で活躍させることができます。
人形の貰い手がハッキリしていないと不安という場合も、寄付で処分するといいでしょう。
人形を神社でお祓いする場合のQ&A
人形を神社でお祓いする場合のQ&Aをまとめました。
お祓いや処分におけるヒントにしてみてください。
Q1:神社でお祓いをお願いする場合、費用はどれくらいかかる?
A:お祓いにかかる費用は、神社によって異なります。
一般的には数千円から数万円が目安です。
具体的な費用については、神社に直接問い合わせましょう。
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Q2:お下がりの雛人形をお祓いして使用するのは大丈夫?
A:雛人形は古くから子供の成長と健康を願うために飾られてきました。基本的には1人に対してひとつの人形が一般的(身代わりになるため)ですが、祖母から母へ、母から娘へと引き継がれることも珍しくありません。
ただし、お下がりの雛人形を使用する場合は、一度神社やサービスなどでお祓いを済ませたほうがいいでしょう。
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Q3:お祓いをしてもらうときのマナー等をおしえて
A:お祓いをしてもらうときのマナーは、神社の指示に従うことが一般的です。しかし、通常は以下のマナーが求められます。
- 清潔な服装で訪れる
- 指定された時間に遅れずに到着する
- 人形を清潔な状態にして持参する
また、のし袋の書き方なども把握しておくことをおすすめします。
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まとめ
人形を神社でお祓いする場合は、有名なところを選ぶことをおすすめします。
そして神社でお祓いした後の人形処分は、あなたの状況や感情に合わせて選ぶことが大切です。
人形供養、買取、寄付の3つの方法をよく比較し、それぞれのメリット・デメリットを検討しながら最適な処分の仕方を選びましょう。
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